一つ一つがまるで絵画のような窓。
この場所は色々な表情を見せてくれます。
着工から1カ月が経過。
爽やかな風が吹き込む場所、旧陽成小学校体育館。
筆者もすっかりこの場所に慣れてきました!
今回も工事の様子、そしてプロジェクトのリーダー福永幸央さんに1カ月を振り返っていただきました!
それでは、旧陽成小学校体育館・プールの「今」をお伝えします。
▼まずはこちらの記事から
(体育館前にある木の葉も秋らしい色になってきました。)
《9月5日》
体育館では、ネット貼りの工事が進められていました。
高所作業車で天井から側面までネットが張られていきます。
ネットを張るために使われていた重しは、この体育館の床下にあった『束石』を活用。
福永さんに言われるまで気づかないほど自然な活用に驚き。
「何でも活用します!!」と福永さん。
そして、舞台上では別の作業が進められていました。
何を作っているか、皆さん分かりますか?
色々な形や長さに切断したり、表面を削ったり。
こちらの木材もすべて元は床材として使われていたもの。
《ヒント》
低いところから高いところへ行くときに使う…
正解は、『階段』でした!!
《BEFORE》
《AFTER》
元々付属していた傾斜が急な立てかけ階段を『誰でも上りやすいように』と、福永さんが緩やかな階段を大工さんにお願いしたそうです。
一つ一つの踏み面に余裕があり、安心して上り下りすることができます!
▼後日福永さんから届いた写真!
「手すり」もつきました!!
手作りの階段に子どもたちもワクワクするのではないでしょうか。
そして、今度はプールの方へと足を運んでみると…
底は全て剥がされ、砂だけになっていました!
こんな貴重な瞬間はないであろう!と思い福永さんに許可を得て降りてみました。
なんだかとっても不思議な景色。
このプールにも土入れをし、天然芝を張ります。
『練習後は楽しくBBQ!!』
そして、反対側の浅瀬のプールを見つめる福永さん。
(プールサイドでの親子ショットも!)
『ここは畑にして、野菜を育てたいですね。ここで採れた野菜をBBQで食べれたら良くないですか?』
と、斬新なアイデア。
残りの日々でどのように活用されるのか、とても楽しみです!
(ドローンを操るカメラマン。不思議なカメラに釘付け!)
着工から1カ月!
《9月9日》
早速、朝から作業が始まりました。
バックホウに乗って、土を隅へと運んでいます。
なぜ、このような作業をしているのかというと…
『ほらあの、階段の下に土が入ってないでしょう?そこにシラス(土)で、転圧をしやすいように今運んでるんだよ。』
と作業員さん。
「テ、テンアツ?!」
と筆者。
転圧とは建設現場でローラーなど転圧機械を使って締め固める作業です。
【引用:俺の夢 for MAGAZIZE https://www.oreyume.com/column/p-cat-02/19011/】
▼土を入れる場所(階段下)
安全な土台作りのためにこの作業が行われていました。
そして、舞台階段下への土入れが終わり一旦休憩。
眩しい日差しが差し込む体育館内。
そして続いて行う作業は、『グランドファンディング』で集まった土入れ作業!
元々床が張られていた高さまで土を入れていきます!
大型トラックの荷台に土を入れ、体育館へと運んでいきます。
大きな石を省きながらの慎重な作業です。
かなりの土がどんどん体育館へと運ばれていきます。
そして、バックホウで土を均してきます。
《作業開始から約3時間半!》
半分以上に土が運ばれました!
(写真提供:福永さん)
そして、その様子を伺う福永さん。
工事が始まって1カ月が経過した「今」の心境とは。
『順調に工事が進んでいて安心しています!先日ネットが張られてから、さらに楽しみが増しました!早く完成して欲しいですね!』
9月5日に、無事取り付けられたネット。
福永さんがイメージする『PLAY SPACE YOZEI』、室内練習場にどんどん近づいてきました。
オープンは、来月10月末予定。
『工事が無事安全に進むことを祈りながら、完成を楽しみに待ちたいです。』と福永さん。
工事着工から1カ月。
1日1日変化していく体育館。
周りの木々も少しずつ秋へと準備を始めています。
『PLAY SPACE YOZEI』
今後の進捗もお楽しみに!
それでは。
《追記》
▼9月13日の現在様子!
(写真提供:福永さん)
一面に土が入れ終わり、『砕石』(石を細かく砕いたもの)を入れ、地盤を安定させます!
コンクリート打設に必要不可欠なプロセスだそうです!
安全な施設を作るため日々、変化する体育館!
【PLAY SPACE YOZEI】
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【ナオノヒトリゴト】
7月13日に初めて福永さんにお話しを伺い、8月9日に工事着工。それから、2週間、1カ月とあっという間に工事が進んできました。
最初は「工事員さんがたくさんいらっしゃる!!」と緊張していた私ですが、色々なことを気さくに教えてくださる方々のおかげで、少しずつ緊張がほぐれました。
また、訪れる度に陽成の自然に癒され、木々の変化や風の感じ方に敏感になりました。私もこの場所の完成が心から楽しみです。残りの工事期間も安全に進みますように。
(2021年9月9日取材:早水奈緒)
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