アーカイブ

【あおマガ春号企画】薩摩川内市消防局にいってきました!探索編3

消防局にいってきました!

あおマガ春号企画で
薩摩川内市消防局の内部を取材いたしました!
前回は、こちら
通信指令室やはしご車を見学しました。
今回は訓練棟の紹介です。


訓練棟

こちらでは、救助訓練などを行う時に使用します。


2月から4月までは「救助訓練選考会」に向けて使用していました。

4月24日には、救助訓練選考会が行われ、
薩摩川内市消防局代表を決める選考会も行われました。

写真は、前日の練習の様子です。


高さ7メートルの建物の間につるされたロープを渡る隊員たち。
長さは”20メートル”

訓練見学でのアップしている様子では、
20メートルの距離を10秒かからずに渡り切ってしまう人もいました。


(上記写真提供2枚:薩摩川内市消防局予防課)

 

今回の取材の際に、実際に登ってみましたが、高くて怖かったです。
「取材者が高所恐怖症だからかな・・・」と思いましたが、
実は、この7メートルの高さが、一番「怖い」と思う高さなんだそうです。
この高さに慣れることが大事とのことでした。

こちらの訓練棟の施設の中には、
資材を置く場所やさらなる訓練を行うスペースがあります。


ここで、消防車のホースには太さに違いがあることを
教えてもらいました。
また、より”取り付けやすく””抜けにくい”工夫がされているそうです。

この訓練室は、
部屋を暗くし、煙をいれた火災現場を再現することができます。
救助者役の人形を探し出し、救出します。
この板は、手動で移動できるため、毎回違う順路にすることができます。

続いては、
火災の原因を追究するために実験を行う部屋です。

実は、薩摩川内市消防局のインスタグラムにも
登場しています。

ここでは、火災の原因を追究するため、様々な実験を行います。

例えば、コンセントにさした際に漏電して火災が起きるかという実験。

埃の代わりに綿を湿らせ、何度か試した後に、火が付きました。

こちらは、コンセントの定格容量を超えて使用した際の実験です。
ドライヤーを使用した際に、定格容量を超えたため、
中の銅銭が赤くなり切れて断線してしまいました。

過去には、火災が起きた現場を再現するために、この部屋にベッドを搬入し、
何度も何度も実験して、原因を突き止めたこともあるそうです。
火災が起きた原因を追究することで、”予防”につながります。

第3弾まで及んだ今回の企画は、
今回で最後となります。

まだまだ魅力たっぷりな薩摩川内市消防局。
今回は、薩摩川内市予防課の皆さんにご協力いただきました。
ありがとうございました。

FMさつませんだいでは、毎週金曜日10時台に
消防局の方とお電話をつないで最新の災害情報・防災情報をお伝えしています。

【取材・撮影:宮﨑愛里】