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消防局からのお知らせ【10月13日放送分】

【 FMさつませんだい × 消防局 】
毎週金曜日「さつませんだいNOW 10時台」では、
10:10頃から消防局の方とお電話をお繋ぎして、様々な情報をお伝えしております。

<着衣着火について>

・「着衣着火」とは?
→着ている衣服に火が燃え移ることです。
表面に綿やレーヨンなどの起毛がある衣服だと「フラッシュ現象」というものが発生します。
これは、短時間で衣類の表面を火が走る現象です。
体の広い範囲を火傷したり、場合によっては気道熱傷を負うため大変危険です。

・注意点は?
→以下の4つがあげられます。

1.袖口に火が付くケースが多いため、防炎加工されたエプロンやアームカバーをつける
2.袖や裾が広がっている服は避ける。
※服だけでなく、マフラーやストール、髪の毛の垂れ下がりにも十分注意する
3.ガスコンロの奥に調味料などを置いている場合は、いったん火を消してから取るようにする
4.屋外では風の強い日は火を取り扱わない

・もし、火が付いてしまったら?
→水をかけるようにしましょう。
(手でたたいて消すことは困難なため)
もしも手が届かず水もない場合は
「ストップ、ドロップ&ロール」止まって、倒れて、転がって
というアメリカ生まれの対処法をお勧めします。

走り回ると炎の勢いが強くなります。
動作としては、
1.まずは止まる
2.燃えている部分を地面に押し付け隙間のないようにする
※この時、顔を掌で隠すことで火傷のリスクを減らす
3.転がって火を窒息消火させる

この対処法を知っておけばいざというとき役に立ちます。

火は、私たちの生活に欠かせないものですが、
取扱いを少し間違うだけで大きな災いとなり、取り返しのつかない事態も想定されます。
このようなことがないように十分注意して取り扱ってください。

今回は、「着衣着火」についてお話いただきました。

ラジオでは、最新情報をお伝えしております。ぜひお聞きください!