駅市薩摩川内で見つけた和柄のアクセサリーや小物入れ。
これらを作るのは…
創業明治元年
『株式会社 畳のたなべや』
六代目畳製作一級技能士田辺屋 孝宏さん
そして、奥様の美奈さん
今回、素敵な笑顔が眩しいお二人に、アクセサリーや小物入れのこと、畳のこと、お店のこと…
沢山お話しをお伺いしてきました!
是非、最後までお付き合いください♪
「駅市薩摩川内」で見つけたこのアクセサリーや小物入れ。
実は、畳の縁(へり)の余りものからできているそうなのです!
(縁とは…畳の長い辺につける布のこと)
なぜ、この縁が余りものとして使われているのか。
皆さんご存知ですか?
実は、最近の畳事情が関係していたのです!
それは…
近年、新築に選ばれるのが「琉球畳」
特徴は、正方形で縁がなく和モダンでオシャレな空間作りができる畳。
そうなのです!
縁のない畳が今人気なのです。
なぜ、縁が余ってしまうのか孝宏さんにお伺いすると…
「私達はお客さんのニーズに合わせて、ひとつひとつ畳を作っています。縁のデザインも数ある種類の中から選んでいただいています。しかし、新築の半分以上が縁のない畳の注文なので縁が大量に余ってしまうんです。」
畳のたなべやさんでは、お客さんに縁を選んでもらいオリジナルの畳を作るため、縁の種類が多く余ってしまうのです!
そこで、奥様の美奈さんが思いついたのが、この縁を使ってアクセサリーや小物入れを作って販売すること。
きっかけはお二人の結婚式。
来てくれたご友人の方へ送るプレゼントを縁で作ったことがきっかけだったそうなのです!
以降、ご友人の美容室で販売したり、今では川内駅1F駅市薩摩川内にて販売されたりしていらっしゃいます。
この縁を使ったアクセサリーや小物入れについて、どんな特徴があるのか美奈さんに聞いてみると…
「売りはとっても丈夫なことですね!特に小物入れは、使い勝手が良いです!柄がたくさんあるので、柄選びも楽しんでもらえたら嬉しいです。」
丈夫で使いやすい!
そして、一つ持ち物の中に「和」があることで個性を表現したり、柄も素敵で気分も上がります!
畳のプロフェッショナルとしてご活躍中のご夫婦。
仲の良さがとっても伝わってきます!
そんな田辺屋ご夫婦の日々のルーティーンとは?
「まず、8時には下に降りてきて、お茶を飲みながら一日の段取りを話し合いますね。その後に、お客さんの畳を取りに行って、機械を使って作業していきます!」(孝宏さん)
ご覧ください!
機械がたくさんあるんです!
畳の表面を外して新しくする作業や、縫い付ける作業。
一つ一つ丁寧に仕上げて、その日のうちにお客さんの元へ新しい畳を届けるそうです!
一日で仕上げるには、日々のスケジュール調整やチームワークが必要不可欠!!
さすが田辺屋さん一家です!
最高で26枚仕上げたそうです!
凄い…!
ちなみに、皆さんは畳を持ったことはありますか?
この日初めて畳を持ったのですが相当重たいです!!!
重たい畳をひょいっと軽々と持ち上げる美奈さん。
その持ち上げるときに使っているのがこの道具。
【敷き込みカギ】
しかし、田辺屋さん一家はこれを『しっかぎ』と呼ぶそうです!
そうなんです!
「たなべや用語」が存在するのです!!
明治元年から続く老舗畳屋用語、気になりませんか?
●たなべや用語●
『スミッカー』
針で固定する工具のこと。正式名称「タッカー」
『にすべり』
重い家具等を間単に動かすことができるもの。正式名称「カグスベール」
『しっかぎ』
畳を持ち上げるときに使う道具。正式名称「敷き込みカギ」
正式名称と比べると面白いですね。
他にもまだあるそうですよ!
畳への愛はもちろん、畳に関する道具も大切にされている田辺屋さん一家。
実は、ご自宅は全て畳!!
さすが畳屋さん!
畳屋さんに嫁がれた美奈さんは…
「一面畳で、廊下も畳で!最初はビックリしました!どこに座れば良いんだろうって(笑)今では心地よく暮らしています!すぐに寝転がれるので最高です(笑)」
現在二人の可愛らしいお子さんを育てるママでもある美奈さん。
畳生活の良いところの一つ。
柔らかい素材で、あらゆる危険からお子さんを守ることもできます!
畳生活素敵ですね♪
そして、美奈さんは手書きのハガキも作成!
畳の手入れの仕方や対策等を詳しく丁寧に!
アフターフォローも素晴らしい畳のたなべやさんです!
温もりを感じられる畳。
畳の匂いはリラックス効果も期待できます。
日々の暮らしがより充実するようなお家づくり、空間づくりはいかがでしょうか。
ご自宅に畳がある方はこの機会にメンテナンスしてみませんか?
仲良しご夫婦、田辺屋夫妻が皆さんの畳を一つ一つお手入れしてくれること間違いナシです!
地域密着の老舗畳屋!
『畳のたなべや』
【I LOVE 畳からWE LOVE 畳へ!】
ピンクのラインが何とも目を惹く素敵な軽トラ♪
「I ♡ TATAMI」
アクセサリーのお買い求めは川内駅1F駅市薩摩川内で♪
「畳を作る工程で出てくる縁(へり)の余りで作った小物です!昔ながらのモードな柄から身につけやすいスタイリッシュな柄まで豊富!アジアンテイストにもピッタリ☆」
以上、畳のたなべやさんのご紹介でした♪
それでは!
【畳のたなべや】
Access薩摩川内市向田本町2-1
TEL 0996-22-4653
【Instagram】https://www.instagram.com/tatami.tanabeya
【Facebook】https://www.facebook.com/tatami.tanabeya/
(2021年5月12日取材)