6月8日(火)
市長表敬訪問「ALT制作英語教材お披露目」が行われました。
昨年から続く新型コロナの影響により、例年開催されていた英語サマーキャンプ等の行事が中止になり子どもたちの英語に触れる機会が減少。
そこで、ALTがそれぞれの得意な分野を活かし英語教材を制作!
●絵本「Ri’s Friend Comes to Sendai」
鹿児島・薩摩川内市とイギリスを繋ぐ物語。
イラストは、Samy Kyran(サミー・キーラン)先生。
物語の文章は、Jordan Kate(ジョーダン・ケイト)先生。
そして、イラストと融合した薩摩川内市の写真をStarks Mark(スタークス・マーク)先生。
構想は約1か月。
製本されるまでは、約1年。
絵本の紙の色は、誰にでも読みやすいようにと目に優しいナチュラルなグリーン。
コロナ禍でも子どもたちに楽しく英語を学んでもらえるよう心を込めて制作したそうです。
以下、コメントをご紹介します。
【イギリス出身のキーラン先生より】
「鹿児島の黒豚はイギリスと深く関係しています。イギリスと鹿児島を繋げたかったです。また、(絵本の中に)河童もいるので、見つけるのも子どもたちに楽しんでもらえたら嬉しいです。マークさんの素晴らしい写真にも注目して読んで欲しいです。」
【イギリス出身ケイト先生より】
「大学で勉強した創作文学の学びが初めて役に立てて嬉しかったです。イギリス英語とアメリカ英語は違いがありますが、今回は日本の教科書に合わせてアメリカ英語で書きました。簡単な単語なので誰でも読むことができると思います。この絵本を完成することができてとても誇りに思っています。」
【アメリカ出身マーク先生より】
「写真を撮るときは場所だけでなく、朝と夜の風景、内容に合うように撮影しました。」
写真とイラストの融合。
物語の進行に合わせて薩摩川内市の風景を撮影。
普段よく目にするあの場所が出てくるかもしれません…!
また、絵本に登場している可愛らしい黒豚「Mr. Pig」
実はイギリスと鹿児島の繋がりの一つなんです。
イギリスと鹿児島の歴史にも触れることができます。
絵本の中に潜む河童にも注目です!
そして、学校紹介(入来と祁答院地域)の冊子
●「Introduction of Schools in Iriki and Kedoin」
制作したMundo Eric(ムンド・エリック)先生。
「先生や生徒たちが町のことを全然知らなくてビックリしました!歴史の本や地域の人にインタビューをして、学んで自分で見て、写真を撮ってまとめてみました!とても分かりやすいと思います!子どもたちに自分の地元をもっと大切にして欲しい、知ってほしいです!」
この冊子は、エリック先生が一人で制作。
なんと学校の校章も手作り!
エリック先生の伝えたい!という情熱が伝わってくる一冊です!
コロナ禍だからできる、地元の歴史や文化の学び。
この一冊で、英語で誰かに伝える力も身に着けることができます。
配布先は、市内小・中・義務教育学校に1~2冊。
市内各教育施設に各1冊。
薩摩川内市にこれからずっと残る大切な本。
子どもたちのために制作してくださった4人のALTは来月7月までの任期。
感謝の気持ちを忘れず、大切にしましょう!
子どもたちの英語学習がさらに楽しくなりますように!
沢山のシェアで広がる人の輪。
国内外問わず、その輪がもっと広がりますように。
それでは!
(2021年6月8日取材)