高校生の熱い夏がやって来る!全国高等学校総合体育大会(高校総体)が昨年度の中止を経て、今年2年ぶりに開催されます。5月に入り、高校総体や九州大会への切符をかけた県高校総体が開幕。バスケットボール競技はサンアリーナせんだいをメイン会場に開催され、今年の男女チャンピオンが決まります。地元勢として頂点を目指す、川内高校(女子)を紹介します。
川内高校女子バスケットボール部
昨年の秋からチームを率いるキャプテン佐藤瑠月を中心に粘り強く戦いたい川内。3年生の小囿優香・優心の双子姉妹が副キャプテンを務める。「まじめに一生懸命頑張るチーム」だと小原監督が評価する川内は、1月の新人戦、4月の南九州四県対抗予選ともにベスト16の成績。それぞれ、れいめい、鹿児島女子と対戦しての敗戦に悔しさを味わってきたが、「あと一歩」の殻を破るチャンスが今大会はありそうだ。
キャプテン(中左)副キャプテン(両端)とマネージャー(中右)4人の3年生
直近の公式戦となった南九州四県対抗予選では、8強をかけ鹿児島女子に挑んだ。立ち上がりは互角の戦い、途中、点差が離れそうになるも食らいつき、試合終盤まで新人戦女王を相手に善戦した。昨シーズンに大きな怪我をした佐藤も100%の復調ではなかったものの、いい動きを見せていた。高さとシュート力のある下級生が加わり、チームの力は確実に上がっている。
怪我からの完全復調を期待したい佐藤キャプテン(#4)
川内の初戦は5月29日(土)、サンアリーナせんだいで志學館と対戦する。会場を甲南高校に移し、勝ち上がることができれば、3回戦で昨シーズン躍進した大島と対戦する。ここを制することができれば、4強入りがぐっと近づくだろう。連戦に耐えて勝ち上がり、ふたたびホームのサンアリーナせんだいに帰ってくることを期待しています!
県高校総体バスケットボール競技では、勝ち進んだ4強が総当たり戦の決勝リーグで順位を決める。南九州四県対抗予選優勝の鹿児島女子、準優勝の鹿屋女子に続くのは、同じブロックで4強入りを争う鹿児島純心、鹿児島あたりか。この2シーズン、スピードとフィニッシュの精度で、最後は勝ち切ってきた鹿児島女子に迫るチームが出てくるか?「鹿児島の女子のレベルを上げたい」と互いに切磋琢磨する女子の戦いに注目です!
バスケットボール競技・最終日の様子はMBC 南日本放送ウェブサイト(リンク)にてライブ配信されます。”2021年の県チャンピオン、そしてインターハイ県代表校決定の瞬間をお見逃しなく!”
大会情報
5月29日(土)~6月1日(火)会場サンアリーナせんだい他
※本大会の観客席入場はチーム指定の関係者のみとなっています。ご了承ください。
優勝候補の一角として大会に向け準備してきたれいめい高校。今回は出場辞退となったが、「次に向けて、何段階も成長した姿をお見せします」と松永監督。チームの笑顔、プレーを待っています。
(2021年5月取材/文:泊 亜希子)