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フルーツのまち東郷・ぶどう鋏入れ式

7月下旬、夏真っ盛りの日。フルーツのまちとして名高い薩摩川内市東郷にて、収穫開始を祝うぶどう鋏入れ式が行われました。会場となったのはフルーツのクルスぶどう3号園。ハウスには緑の葉が生い茂り、みずみずしい果実が大きく甘い実をつけています。

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地元の若あゆ保育園の園児たち。鋏入れ式に参加しました。

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試食用に氷で冷やした巨峰。糖度は約18度。これからさらに甘くなり20度ほどまで上がるそう。

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薩摩川内市ぶどう部会長あいさつの後、薩摩川内市長代理、県北薩地域振興局農林水産部長、北さつま農業協同組合長の各位でテープカットが行われました。

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園児たちも、ぶどう狩りに挑戦。

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ひと房が子どもたちのお顔よりも大きいのが分かりますね!

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東郷でぶどうの栽培が始まったのは、今からおよそ40年ほど前のこと。それまで東郷一帯ではみかんの栽培が盛んでした。昭和47~48年、生産過剰によるみかん価格の暴落を受け、新たな商品作物として着手したのが「ぶどう」。カリフォルニアのワイン王と呼ばれたあの長沢鼎のぶどう農園から苗木を取り寄せて実験したこともあったのだそう。

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樹齢約25年の立派な幹に掛かる湿度計。園内はこの日約38度!

ぶどう栽培の先進地である山梨・長野と比較すると鹿児島は降水量が多いため、栽培方法や品種の選択など試行錯誤の連続だったそう。経験を積み重ね、この土地に合う生産方法を確立できたからこそ「フルーツのまち東郷」としての現在があるんですね。

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クルス有限会社統括マネージャーの久留須千賀子さん。オンラインショップ『クルス農園』店長を兼任され、100%自社生産のみかんを使用したオレンジジュースやゼリーなどの商品開発・販売にも着手。もともとは「鹿児島市で事務職をしていました」という千賀子さん。ご結婚を機にこの世界に入られたそうですが、女性・母親の視点を活かし、ビジネスセンスを発揮されています。

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この日はFMさつませんだいのラジオ中継レポートを実施。元気に答えてくれました!

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これからお盆前後にピークを迎え、収穫は9月上旬ごろまで続きます。巨峰のほか、近年人気のシャインマスカット・クイーンニーナなどの新しい品種もあります。ご家族・ご親戚そろってぶどう狩りに出掛けてみませんか。生産地ならではの、フレッシュな果実を是非お楽しみください。

クルス有限会社ぶどう農園
〒895-1104 鹿児島県薩摩川内市東郷町山田42−1
℡ 0996-42-4111

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