こしきしま・里町で行われている「えびす祭り」に参加してきました!その4。最終章です。
餅まきが終わって里の街を歩いているとこんな張り紙が。
話を伺うと、えびす祭りの夜は、各船長さんのお宅で宴会が行われるそうなんです。
宴会にはそれぞれの船長さんからお呼ばれされた人が行くことになっているそうで、
お呼ばれされた人は御神酒と呼ばれるお酒を船長さんのお宅に持っていく習わしになっていて、
何件も呼ばれている人はそれぞれ御神酒を準備し、時間を決めて船長さんのお宅を回るそうです。
これは張り紙とは別のお店の配達前です。
軽トラックの荷台いっぱいに焼酎やビールが載っています。これで今日3回目の配達だそうです。
里のお店では、えびす祭りの1週間ほど前から、焼酎やビールを多めに仕入れて準備をするそうです。
早めに仕入れておかないと本土との船便が欠航するような天候でもえびす祭りは開催されるので、
「御神酒がない」ということにならないようにするためだそうです。
円福丸さんの宴会会場にお邪魔しました。
約40名のお客さんをおもてなしするそうです。
準備の真っ最中におじゃましました。
予定以上のお客さんが来られてもいいように準備されるそうです。
宴会は夕方6時ごろから始まり、終わりはいつになるかわからないとのこと。
漁師の宴会なので、生きのいい魚が準備されるのは当たり前。
しけでも魚が出せるように前日獲った魚を船のいけすで生かしておくそうです。
で、いよいよ宴会編!と、行きたいところですが今回は日帰り取材のため泣く泣く甑島をあとにしました。
甑島・里で古くから行われている、えびす祭り。
ぜひ来年も行ってみたいと思うとても勇壮で荘厳なお祭りでした。次回は夜の宴会にもお邪魔してみたいです。これをご覧になった方もぜひ行ってみませんか?
【取材協力 こしきツアーズ】