【 FMさつませんだい × 消防局 】
毎週金曜日「さつませんだいNOW 10時台」では、
10:10頃から消防局の方とお電話をお繋ぎして、様々な情報をお伝えしております。
<電子レンジ火災について>
実は、電子レンジを使用中に火災になったという事例が全国的に増加しています。
今年に入ってから、本市では電子レンジによる火災事例はありません。
しかし、過去には薩摩川内市内でも
電子レンジから出火し、住宅が全焼した事例もありました。
・過去の薩摩川内市内での事例
→居住者がお芋を食べようと電子レンジを使用し、
温めていたところ電子レンジから火が出ているのに気づき、
その後、「ボン」と爆発し、住宅が全焼した。
・原因は?
→食品の加熱や調理不可の包装を加熱するなど、誤った使い方が考えられます。
1 必要以上に長い時間温める
2 包装にアルミホイルが使用されていた
こういった事が原因で出火したと推定されます。
お芋や中華まんなどに限らず、食品を長時間温めると
水分が蒸発し、炭化が進行して可燃性ガスが発生する
→この可燃性ガスが電子レンジ内に充満する
→食品の炭化した部分が帯電してスパークを起こす
→可燃性ガスに引火して、爆発的に燃焼すると推定されます。
薩摩川内市消防局では、実際にお芋や中華まんを
長時間過熱するとどうなるか、実験もしました。
その結果、
・芋→約6分30秒で発火
・中華まん→7分ほどでレンジ内から煙がでて、真っ黒に炭化
※この様子は、薩摩川内市消防局のホームページ内
「ビデオライブラリー」でも確認することができます。
電子レンジで調理する機会が特に多い
お芋や中華まんの加熱時間には十分注意が必要です。
・注意点のおさらい
1 まずは必要以上に長時間過熱しないこと。
2 調理中はその場を離れず、食品の様子を確認しながら過熱する。
3 冷凍食品などは、包装の表示を確認してから過熱する。
このような事に気を付けてください。
また、万が一、火災になった場合は
扉を開けずに、電源プラグを抜いて、
中の様子を確認し、火が消えなければ扉を閉めたまま、
消火器などの消火器具を準備してください。
今回は、「電子レンジ火災」についてお話いただきました。
ラジオでは、最新情報をお伝えしております。ぜひお聞きください!