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Iターン2年目の農業女子!アパレル店員からごぼう農家へ!【薩摩川内市入来町/しもそえだ農園】

昨年4月に大阪から夫婦で鹿児島に移住された、奈良県出身の下副田静香(しもそえだ しずか)さん。

移住から1年とは思えないほどのアクティブ農業女子!生産者として薩摩川内市から美味しい野菜を全国に届けることを目標に、農作業だけでなく、Instagramでも精力的に発信中!

 

\薩摩川内市にI・Uターンしたい方、必見!/

今回、移住から1年以上経った静香さんにインタビュー!

鹿児島・薩摩川内市での生活や農業について赤裸々に語っていただきました。

 

是非、最後までご覧ください。

 

(写真左:下副田正人さん、写真右:静香さん)

 


1.下副田静香さんとは…?薩摩川内市に移住した理由

 

 

――静香さんはこれまでどのようなお仕事をされてきたのですか?

静香さん:結婚するまでずっと奈良に住んでいました。20歳から大阪で保育士を7年、その後アパレルの仕事を6年、鹿児島に来るまでしていました。

――保育士をされていたのですね。保育士からアパレル、異業種への転職ですね。

静香さん:子どもと関わることがすごく好きで、でも、他の仕事も体験してみたいなと思って転職しました。転職先は、子ども服の販売で接客の仕事もとても楽しく、やりがいを感じながら働いていました。

――なるほど。お子さんと関わるのがお好きなのですね。

静香さん:そうですね。保育士をしていたので、体を動かすこともとても好きで農業をすることにも抵抗はありませんでした。

 

 


2.一足先に一人で移住!旦那さんは4カ月遅れで鹿児島へ!

 

――アパレル店員から農業女子、180度違う世界ですよね。しかも鹿児島で。

静香さん:保育士時代に毎年、国内外に旅行に行っていてローカルな場所や自然が好きでした。でも、去年の4月は私一人で鹿児島に来たんです。

――えぇ!!旦那さんはどちらへ…?

静香さん:主人は大阪での仕事が忙しくて4か月後に鹿児島に来ました。それまではお義母さんとお義父さんと一緒に暮らしていました。最初は寂しくて毎日泣いていましたね…。

――それはとても寂しかったですね。

静香さん:はい、でも本当に主人の家族がとても優しくて助けられました。「静香はもう家族なんだから気を遣わなくてよいよ」って。主人や友だちに毎日電話をして4カ月間を乗り越えました。

 

 


3.鹿児島への移住、覚悟を決めた背景

 

――鹿児島への移住、どのように決断されたのでしょうか?

静香さん:この人(正人さん)だから鹿児島についていく決断ができたんだと思います。他の人や嫌いな人だったら絶対に無理だったと思います。こう見えて、すごく優しいし共感してくれるんです。大阪で1年暮らしていた時よりも今の生活が自分に合っているなと思います。

 

 

――鹿児島での生活、最初の頃はどうでしたか?

静香さん:鹿児島ではじめて購入品は「長靴」でした(笑)次の日から畑に行って農作業がはじまり、最初は全身筋肉痛で日焼けもすごくて(笑)去年の10月に結婚式をあげたんですけど、日焼けしすぎて急遽ドレスを変更したんです(笑)

――式前の日焼け問題、大変でしたね!日焼けは防げない農作業ですが…楽しいですか?

静香さん:楽しいですし、自分たちが作った野菜を食べてとても豊かで健康的な暮らしができています。大阪に住んでいた頃は、帰宅時間が遅かったり、主人と休みが全然合わなかったりと、すれ違いが多くてよく喧嘩もしていました。それが今では自分たちのペースで仕事ができるので、ストレスが減りました。仕事もですけど、自然にも本当に癒されています。

 

 


4.鹿児島・薩摩川内市の魅力とは

 

――鹿児島・薩摩川内市にはどのような魅力を感じますか?

静香さん:星空をよく眺めることが多くなりました!とっても綺麗で驚きました。薩摩川内市の西方海岸や藺牟田池!とっても癒されます。

――薩摩川内市の癒しスポットですね!他に好きなところはありますか?

静香さん:鹿児島県産や地元の食材をいただくことができるところですかね。あとは、とにかく人が優しいところです。鹿児島に来てから、色々な方に声をかけていただいてその度に涙目になっています。本当に温かい人に恵まれています。

――では、逆の質問です。衝撃を受けたり、驚いたことはありますか?

静香さん:普通のスーパーにも農作業着が並んでいるところです!(笑)麦わら帽子もあって驚きました。今、可愛い農作業着を探していて、色々なお店を回っています(笑)

 

 

――オシャレ着より農作業着!

静香さん:本当にそうです。日焼け対策のグッズを調べて買ったり、スーパーに行くと必ず農作業用の商品棚を見に行ってしまいますね。

――移住から2年目で思考が農業のことでいっぱいになっていますね。

静香さん:はい(笑)でも、入来に住んでいるので車がないと買い物に行けないのは少し不便ですね。あと、近所のおばあちゃんの言っていることが鹿児島弁で理解できないことも…少し心苦しいですね。

――確かに。車社会や方言は地方では仕方のないことですね…生活は慣れてきましたか?

静香さん:たまにホームシックになりますけど、慣れてきましたね。早寝早起きで健康的な生活を送ることができています。朝から畑に行ったり、天気予報をチェックしたり。台風の時は畑が心配でたまりませんでした。

――本当に畑を大切にされているのがよく伝わります。

 

 


5.しもそえだ農園自慢のごぼうとは

 

――では、いよいよ自慢のお野菜についてお伺いします。しもそえだ農園のごぼうについて教えてください。

静香さん:肌が白いごぼうの品種で、とにかく香りが豊かで食感は柔らかくて、味は甘味があって本当に美味しいです。ごぼうって固いイメージがあるかと思うんですが、柔らかいんですよ。早く食べて欲しいです!

――早く食べたいです!いつ頃販売予定ですか?

静香さん:12月末ごろ〜3月まで販売予定しています。販売場所は、おじゃったモールなどの地元物産館や、通販ではふるさと納税、食べチョク、メルカリ等で販売を予定しています!

 

 


6.静香さんの今後の目標

 

――販売を心待ちにしています!最後に、今後の目標をお聞かせください。

静香さん:トラクターに乗れるようになって、販売面では通販サイトを利用して鹿児島から全国に美味しい野菜を届けていきたいです!あと、出荷作業で食べられるのに捨ててしまう部分があって、6次産業化して食品ロスを減らしたいです。夢は大きく!これからも農業を頑張っていきたいです!

――鹿児島に移住して農業女子になって1年目とは思えないほど本当にやる気があって素敵です!これからも応援しています。ありがとうございました!

 

 

以上、しもそえだ農園の下副田静香さんへのインタビューでした!

 

とにかく明るくてパワフル!アクティブ!な静香さん。静香さんの笑顔にたくさんの元気をもらいました。故郷が恋しくなるときは、鹿児島・薩摩川内市の美しい自然が心に寄り添い元気をくれるはずです。

静香さんの今後のご活躍を応援しています!

 

旦那さま下副田正人(しもそえだ まさと)さんへのインタビュー記事はこちら!

Uターン起業2年目!農家として魅力発信、真心こめて美味しい野菜を全国へ!【薩摩川内市/しもそえだ農園】

 

 

お楽しみに!それでは。

 

(2022年9月取材・文/早水奈緒)

 

 

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