鹿児島県立川内商工高等学校の生徒6名が、日本政策金融公庫主催の『第9回高校生ビジネスプラン・グランプリ』で、ベスト100に入賞!
(2021年12月22日)
表彰されたのは、チーム「TWINKLE」商業科3年の柳園千寿さん、和田楓さん、山本小姫さん、木工同好会2年の内田大翔さん、今西海斗さん、髙原歩夢さん6名!
全国353校の応募総数3,000以上のビジネスプランの中から入賞しました。
「TWINKLE」が考案したのは・・・
『はば take light』!
アイデアは、商業科の3名が考案し、木工同好会の3名が約2日間をかけて制作!
【はば take lightとは】
・「竹」で作った幼児がお風呂で使うおもちゃ。
・おもちゃの中に市販の入浴剤を入れることができ、お風呂の中で振ると、穴から溶け出す。
・ライトが入っており、自分たちで好きな色のライトを選び遊ぶことができる。
・災害時にも活用することができる。
商業科の生徒は、
『「はば take light」はおもちゃだけでなく、入浴剤を入れたり、非常時にはライトとしても使うことができます。また、水の中でも使えるように、電気科の先生から指導してもらい安全面もしっかり考えました。これからも竹の使い道に注目したいです。」とコメント。
また、木工同好会の生徒は、
『普段竹の加工をしたことがなかったので、ハートや星の形を綺麗にカットできるように工夫しました。これからは、木材だけでなく、竹も使って木工同好会の活動をしていきたいと思います。」とコメント。
『はば take light』考案のヒミツは・・・
・薩摩川内市の「竹」資源の活用!PR!
・竹の特性(抗菌・抗ウイルス活性・リラックス効果・抗炎症作用)で、幼児が触っても安心!
・耐久性に優れている!
・マイクロプラスチックの課題解決に繋げたい!=環境教育を身近に!(SDGs)
・授業で学んだ「フェーズフリー」を導入!
「竹」の特性・形状をユニークに活用し3つの役割を持つ『はば take light』!
◎幼児が入浴時に使うおもちゃ
◎入浴をより豊かにするグッズ(入浴剤と併用)
◎ライト(懐中電灯・置き型照明)
【ギモン】
『はば take light』内の電池・電球は大丈夫?!
⇒「口金の部分を竹の節の空洞に入れ、その周りをシリコンで埋めることで対応。」
⇒「電池・電球はそれぞれ透明なカバーなどで覆うことで対応。」
「竹」は水につけて良いの?!
⇒「竹専用防腐某防カビ保護剤、木工用防水剤を塗ることで対応。」
このように、不安な要素もなく安全に楽しく使うことができる『はば take light』。
商業科と木工同好会の生徒が力を合わせ、収支計画を立てたり、小学生、たけのこ生産者、市職員に聞き取り調査を行ったりし、『はば take light』は見事ベスト100に入賞しました。
薩摩川内市の「民芸品」として、実用化されることを願います!
『やっかいものからブランドへ!』
川内商工高等学校、『TWINKLE』の皆さん、改めて入賞おめでとうございます!!
(2021年12月22日取材/早水奈緒)
▼日本政策金融公庫『高校生ビジネスプラン・グランプリ』
https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/
▼鹿児島県立川内商工高等学校
http://www.edu.pref.kagoshima.jp/sh/sendai-c-t/