こしきまるたびフリーチョイスを使って、とってもお得でプライベート感のある旅はいかがですか。自然に親しみ、自分を見つめる。甑島1泊2日の旅。(3)からの続きをどうぞ。
ナポレオン岩を海から眺めよう!下甑島シーカヤックBrink!提供
2日目 6:30
港の朝は早い。そんな空気に影響されたのか、アラームより先に自然と目が覚めた。部屋の窓正面に朝日が昇っている。普段はそんなこと絶対にしないが、朝日を見に外に出た。
朝日に木のシルエットが浮かぶ。港も少しずつ動き始める。
7:00 ampersandの朝食
身じたくを済ませて1階へ。ぴかぴかと白く輝くごはんにお漬物、湯気の立ったお味噌汁、ほんのり甘い厚焼き玉子に焼ききびなご。これぞ日本の朝ごはん!という完璧な朝食がそこにあった。「お米は宮崎にいる親戚が作っているの」「今年は島の梅があまりならなくて。取り寄せたもので漬けたんだけど、えっ?というくらい皮が厚くて(笑)」理恵さんが話すのを聞きながら、幸せな朝ごはんをかみしめておりました。
熱いお茶を頂いていると、エナジーが沸いてきた。おいしいご飯、本当にご馳走さまでした!
8:00 ampersandを出発
荷物をまとめ、シーカヤック用の服装で出発。唐澤さんの運転する車で、下甑のシンボル、ナポレオン岩の見える瀬々野浦へ移動する。長浜が島の右側(東)とすると瀬々野浦は左側(西)になる。山を越えて西山コミュニティ地区へと向かう。
9:00 シーカヤックツアー
今回参加したのは下甑島シーカヤックBrink!の3時間コース。ガイドの近藤さんと合流し、マリンシューズに履き替える。パドルを手にし、基本的な操作を教えてもらう。「天気は最高ですね、風がちょっと強いのだけが難点ですね」と近藤さん。2人乗りのカヤックを選んでいた私たちは、おそるおそる下甑の海へと漕ぎ出した。
海上の写真はすべてガイドの近藤さんが撮ってくれたものです。ナポレオン岩もばっちり!
大海に漕ぎ出す我ら。右、左、右、左と、息を合わせて。
蛇行しながらも、岩の間を通過。
時おり強く吹く風にあおられ、「全然進まない!」「海が固い!」と騒ぎながら漕ぎ続けること1時間。「あそこの砂利のところで休憩しましょう」と近藤さん。
断崖の続く海岸に、ほんの数メートルあるビーチ。
波に洗われた、つるつるの玉砂利。
近藤さんが豆から挽いてコーヒーを淹れてくれた。温かいコーヒーとオレオクッキーが元気をくれる!
なんと贅沢なコーヒータイム。
岸壁と海とコーヒー。
さあ、再び海に漕ぎ出しますよ!
心なしか、パドルも揃ってきた。
笑顔で3時間のツアーは無事に終了!2人乗りを選んだのが吉と出ました。参加者の体力に合わせ、コースや休憩を組んでくれたベテランガイドの近藤さん、ありがとうございました。あのコーヒーの味は忘れません。
13:30 カフェ恋四季
唐澤さん宅のある手打へ。下甑の南端に近いこの地区には手打麓武家屋敷跡があり、通りの玉石垣が凛とした雰囲気を醸し出している。唐澤さん宅でシャワーを借りて服を着替える。通常の旅行客なら、宿泊日の午後にシーカヤックを組み込むのが良いかも。夏場は西山地区のコミュニティセンターで水シャワー、着替えは出来るそうなので、ご参考まで。
ちょっと遅めのランチを手打のカフェ恋四季(こしき)で。
カフェ恋四季・お魚ランチ 800円
たかえびとメヒカリのフライに、少しずついろんなおかずが付く。たかえびの刺身(200円)をプラスしても1,000円!さくさくぷりぷりのフライにお刺身、海の幸を満喫しました。
カフェ恋四季の皆さん。ご馳走さまでした!
15:00 手打海岸
こしきしま36時間もそろそろ終盤。静かな海岸で旅を振り返る。
唐澤智子さんと愛車。この車に乗っていると、島の人たちが笑顔で視線を送ってくれる。下甑に移住してきた智子さんも、すっかり島の人だ。旅の手配をはじめ、何から何までお世話になりました。
15:45 長浜港 出航
帰りは長浜港から高速船甑島で帰路へ。窓の向こうに見送る友人に手を振る。今回も良い旅となりました。ありがとう!甑島。
17:30 川内港着。また明日から頑張ろう!
今回のプランは、総額 18,600円(税込み。※2日間のランチ、飲み物、公共バス代等は除く)。高速船甑島+観光船かのこ+宿泊(1泊2食付)+シーカヤック体験のように、交通と宿、希望のアクティビティを組み込めて、とってもお得なこしきまるたびフリーチョイス。上甑エリア、下甑エリア、さらに島を縦断しながら楽しむことも可能!甑島の旅を自由に創造してくださいね。
詳しくは⇒さつませんだい観光局(株式会社 薩摩川内市観光物産協会内)
0996-25-1140(受付時間 8:30〜17:30)
※高速船甑島は秋冬ダイヤ(10月~3月)、記事は2020年10月取材時の情報です。