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薩摩川内をけん玉の町に。チェスト!けん玉クラブ

とめけん、飛行機、灯台、うぐいす、日本一周、そして世界一周。
誰もが一度は遊んだことのあるけん玉。これらはすべて、けん玉の技の名前なんです。
子どもの遊びとはひと味違う、競技けん玉の世界をのぞいてきました!

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薩摩川内市永利町・空港バイパスサービスステーション。
こちらに鹿児島県唯一の日本けん玉協会公認団体「チェスト!けん玉クラブ」の拠点があります。
ご挨拶がわりに、神尾さん、荒木さんによる、けん玉の技「もしかめ」をご覧ください!

 

店内の一角には、カラフルな公式けん玉がずらり。

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千葉県出身の神尾さん。陸上自衛隊川内駐屯地に勤務中、当時の隊長・北島靖彦さんのけん玉の技「うぐいす」に衝撃を受け、けん玉道に突入。
肌身離さず、けん玉を持ち歩いていた北島さんの技に魅了される隊員は日に日に増え、昼休みに有志が揃っての練習が始まりました。
けん玉熱はますます高まり、平成22年「チェスト!けん玉クラブ」がスタート。
「薩摩川内をけん玉の町に!」を合言葉に、日々活動しています。

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日本けん玉協会ロゴ入りポロシャツ・Tシャツ

現在「チェスト!けん玉クラブ」会員は、幼稚園児から70歳代まで、およそ200名。
集中力やコミュニケーション能力の向上、高齢者の方には認知症予防にも効果があるそうです。
プロ野球選手の大谷翔平選手、フィギュアスケーターの羽生結弦選手も、けん玉愛好家として技を披露しているのを観た方もいらっしゃるのでは。
じわじわとブームが広がっています。

普段の練習は、毎週土曜日(第2土曜除く)午前9時~11時、平佐西集会所2階でけん玉教室を開催中。(貸出用のけん玉有り)
子ども、大人、老若問わず、どなたでもご参加頂けます。

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神尾さんと、荒木商事株式会社の荒木社長(写真右)の出会いも、けん玉がきっかけ。

川内よかとこ祭り」にて、クラブ員の華麗な技に魅了された荒木さん。
薩摩川内でけん玉を広めたい!という神尾さんの熱い思いに共鳴し、ヘッドハンティング。
「一芸入試ならぬ、けん玉入社です」と笑うお二人。

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「川内ならではのかっぱをあしらったけん玉や、さつま町の名産竹を使ったけん玉を作りたい」
「世界で活躍する日本人のけん玉選手を呼び、プロの技を間近で見てもらいたい」
「けん玉で薩摩川内を盛り上げよう!」と荒木さんのアイデアはふくらみます。

ところで、けん玉の発祥ってご存知ですか。
意外や意外?なんと、16世紀のフランス。元々は貴族の遊びだったそうで、絵画にその様子が描かれているそうです。けん玉の存在を確認できる資料としては最も古く、発祥の地ではないかとされています(※諸説あります)
フランスでは「ビルボケ」と呼ばれ、剣にボールを突き刺して遊ぶような形でした。

日本に伝わったのは江戸時代。長崎の出島から全国に広がっていったと推測されています。
大正時代には、現在のけん玉に近い「日月(にちげつ)ボール」が登場。
広島呉市にて江草濱次さんにより考案され、改良を重ねて今の形になっています。

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こちらが認定証付き公式けん玉。日本の大会はもちろん、世界大会でも、この公式けん玉を使用して競技は行われます。
世界大会では、デンマーク、アメリカ、日本が強豪国として、毎年トップを争っているそうですよ。

世界への第一歩として、6月には『全日本少年少女けん玉道選手権大会・文部科学大臣杯』南九州予選会が大分由布院で開催されます。
薩摩川内からは隈之城小学校の6年生が参加予定。大会に向け、練習に励む様子を追ってお伝えいたします!

「チェスト!けん玉クラブ」ブログ

公益社団法人日本けん玉協会

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練習のあとが見える、使い込んだけん玉。
最後にとっておきの動画をご覧ください。けん玉道の奥深さに、あなたも目覚めるかも?!

「とめけん」スロー再生

 

神尾五段の連続技!

 

「チェスト!けん玉クラブ」オリジナルけん玉が買えるのは、荒木商事株式会社・空港バイパスサービスステーション内です。