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樋脇町野下地区リポート

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樋脇町野下地区は、上野下・下野下・上牛鼻の3自治会で構成されています。
平成28年6月現在、67世帯127名の小規模集落です。

約200年有余年前、薩摩藩の命を受け木炭製造のために加治木方面から移住してきたと伝えられる移民集落です。
木炭の歴史は、今もなお受け継がれています。
毎年2月に行われる野下青空市での大人気商品となっています。

1月鬼火焚き

 

2月野下青空市(平成28年で第10回目を迎えました)
歴史を受け継ぐ樫の木で作った木炭
80歳台おじいちゃんが一人で菌を打ち込んで準備する椎茸の原木
丈夫で長持ちと評判の竹箒
芋を干して乾燥させて粉にして団子にする「かんだご」
など、手作りの大人気商品が盛り沢山です。

春になると・・・旧野下小学校校庭には、鯉のぼり、白い藤、四つ葉のクローバー、マルハナバチ。
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4月20日頃~5月上旬ころまで楽しむことができます。
地域の皆さんの家であげなくなった鯉のぼりを、旧野下小学校の校庭に泳がせます。
校庭の一角には、藤棚があります。
かつてこの地に生え大きなセンダンの木には、藤が巻き付いていました。
センダンの木は平成5年、台風で倒れて伐採され、同時に、藤も取り除かれました。
その後、株の下から藤の子孫が芽を出し成長しました。
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たくさんの子どもたちを見守ってきた藤は、野下小学校創立100周年記念事業の一環として、藤棚が整備されました。
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高確率で四つ葉のクローバーを見つけられる場所は・・・野下地区コミュニティーセンターで教えてもらえますよ。

初夏の季節には、ホタルを見る夕べが行われます。
五反田川に舞うホタルたち。
旧野下小学校前のトンネルをくぐっていくとその先がスポットです。
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その他にも、四季を通じて時期ごとの様々な活動を行っている野下地区の皆さん。
9月の敬老祝賀会には芸達者な方々が大集合のようですよ。
たくさんの活動紹介は地区コミだよりを御覧ください。
【野下地区コミュニティ協議会だより】

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平成23年3月に109年の歴史に幕をおろした野下小学校。

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現在、野下地区では小学校の校章だったマークを野下地区のマークとして伝承しています。

平成14年には100周年記念式典が盛大に執り行われました。藤棚以外にも記念事業として、簡易郵便局前には「野下小学校発祥の地」標が立ったり、学校入口には「ふるさと公園」が作られました。
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記念碑、亡師亡友の碑、地域の風景の表現から成るふるさと公園は「心」の文字を表しています。

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校歌に出てくる風景も表現されていますね。

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現在は、地域行事の活動場所や日本ボーイスカウト鹿児島県連盟の野営場としても活用されている旧野下小学校。

伝統芸能「野下鎌踊り」も保存会によって伝承されています。

自然に囲まれ、人もあったかい野下地区、訪れてみてください。

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地区コミュニティセンターの素敵なおねえさんがとびっきりの笑顔で迎えてくれますよ。

 

(資料提供:野下地区コミュニティ協議会

〒895-1203
薩摩川内市樋脇町市比野7976番地2
0996-38-0430

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