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祁答院町黒木地区鷹踊り

毎年、黒木ふるさと夏まつりでは、地域の子どもたちによる「鷹踊り」が披露されます。
鷹踊りは、島津の殿様が鷹狩りを行っている様子を芸能化した踊りです。
鷹を操る殿様役と餌差し役、三味線、太鼓、唄がいっしょにつくりあげます。

 

(参考)平成26年8月13日 黒木ふるさと夏まつりの鷹踊りのようす

 

昔、薩摩郡中津川村(現在:さつま町中津川)と黒木浦自治会は同じ鷹踊りを踊っていました。
黒木地区はだんだん後継者がいなくなり廃れてしまいましたが、復活のきっかけとなった出来事が平成3年頃起こります。

鷹踊り保存会 指導者の方インタビュー

中津川地区から師匠を招いて練習を積んで披露はしたものの、たった1回だけ踊った自分たちで小学生に指導ができるか心配もあったそうです。
しかし、様々な方の協力を得て、子どもたちへの伝承活動は続いていきます。

現在は黒木小学校4年生以上の児童&黒木小学校の卒業生たちが伝統を引き継いでいます。
平成28年で25回目となる黒木ふるさと夏まつりオープニングでの鷹踊り披露。
子どもたちは夏休みのあいだ、本番まで黒木地区コミュニティーセンターで保存会の方々の指導の下、練習に励みます。
黒木小学校卒業生たちも自分たちの経験を活かし、後輩の小学生に丁寧に教えてくれます。
踊りだけではなく、三味線や太鼓も卒業生たちが特技を活かし担っています。(以前は、地区の芸達者な御姉様方が担当)
黒木小学校で始まった頃の方々は、お父さんお母さんになっています。二代目、三代目と続いていってほしいと願う保存会の皆さん。

8月13日
黒木ふるさと夏まつり(場所:旧JA黒木支所駐車場

伝統芸能「鷹踊り」、五つ太鼓、日本舞踊、フラダンス、民謡、三味線、打ち上げ花火、抽選会、でみせなど
※焼酎は無料※

また、10月には大楠神社にて鷹踊りを奉納します。

 

【黒木小学校について】

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平成28年で創立140周年

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校章は、昭和30年3月、当時の校長 桑畑文男先生の考案で制定されました。
鳩は、平和を表現すると共に、伝書鳩は元に帰ってくることから、郷土を出ても郷土を忘れないで帰ってきてほしい
山は、黒木小から南東にそびえる矢止の山を表現し、矢止山のように児童が堂々と高く伸びてほしい
という願いがこめられています。
黒木小学校HPより引用)

 

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鳥小屋にいたのは鳩では無かったです・・・。(平成27年秋撮影)

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体育館に掲げられた旗

 

【学童保育黒木わいわいクラブ】

平成14年から運営が開始された学童クラブですが、財源は自分たちで、子どもたちの手で・・・という事でオリジナル焼酎づくりに取り組んでいます。
焼酎の原料となる芋の芋植え、管理、収穫から焼酎仕込み依頼、手伝い、ラベル貼りと頑張っています。
この焼酎は、黒木簡易郵便局(祁答院町黒木26-5)または有川酒店(祁答院町下手2882-2)で購入できます。
※数量限定※