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二十歳のつどいで社会に貢献

薩摩川内市総合福祉会館にて、二十歳の集いで回収したペットボトルキャップ
空き缶のプルタブ、使用済み切手、書き損じはがきを薩摩川内市社会福祉協議会へ
寄付されました。
この活動は、2011年1月に成人式を迎えられた新成人の方々から始まり今年で12年目です。

薩摩川内市二十歳のつどい実行委員会で実行委員長を務めた寺園さんが代表で
薩摩川内市社会福祉協議会の上屋会長にペットボトルキャップ等が手渡されました。

今回集められたものは、ペットボトルキャップ187.7kg、空き缶プルタブ17.3kg、
書き損じはがき123枚、使用済み切手1620枚でした。


今回集まったペットボトルキャップは、ポリオワクチンに役立てられます。
切手や書き損じはがきは、アフガニスタンにランドセルを贈る送料として活用されます。

二十歳のつどい実行委員長の寺園さんに話を伺いました。

――どういった経緯で行われることになりましたか――
今まで薩摩川内市でやってきた伝統を引き継いで行いました。

――実際にやってみてどうでしたか――
家族や学校の友人、昔の友達にペットボトルキャップ等を二十歳のつどいの時に
持ってきてと声をかけると、みんな快諾してくれて、これだけの数が集まったので、
皆が協力的で本当に良かったなと思います。

――こういった活動に参加できたことはご自身にとっていかがでしたか――
今まで積極的にボランティアには参加する方でしたが、二十歳のつどいという
大人になる一歩目でこういった活動ができたので、いいスタートが切れたと思います。

――これだけのキャップが集まりましたがいかがですか――
自分の想像よりも集まって、喜びというより驚きのほうが大きいです。

――最後にどんな大人になりたいですか――
思いやりや心の温かさが大切だと思うので、そういったものをしっかり持っている
大人になりたいと思います。

 

今回取材させて頂いた寺園さんは、優しさにあふれた方でした。
これだけのペットボトルキャップ等が集まったのは、薩摩川内市で
二十歳を迎えられた皆さまが、温かい心の持ち主だからなのだと実感しました。

(2023年1月取材 河田栄一郎)