アーカイブ

薩摩川内市に農園カフェ『LP Café』がNEWオープン!【7月25日オープニングイベント開催!】

 

1993年創業、薩摩川内市中郷にあるパティスリー「Le Plaisir(ル プレジール)」の農業法人、株式会社LPスイーツファームが手掛ける農園カフェが、7月25日“フルーツの里”と呼ばれる薩摩川内市東郷町LPスイートファーム内にNEWオープン!

 

 

今回は、代表取締役の畑義康さん、そして今年4月に雇用された農園の管理者でありカフェ店員、さらには女子サッカー選手でもある石野佳菜さんのお二人にお話しを伺いました。

ぜひ、最後までご覧ください。

 

《目次》

① 代表取締役 畑義康さんにインタビュー

  1. ケーキ屋さんが農園を始めたきっかけ
  2. 若者の雇用促進、働きやすい環境づくり
  3. 農園カフェのこだわり、おすすめスイーツ

 

② 農園の管理者・スタッフの石野佳菜さんにインタビュー

  1. 小さい頃の夢がケーキ屋さんだった?!女子サッカー選手
  2. 農業科の高校に進学した素敵なエピソード
  3. 農園の管理やLP Caféスタッフとして働く意気込み!

 

 

(▲有限会社ル プレジール,株式会社LPスイーツファーム 代表取締役・畑義康さん)

 


①代表取締役 畑義康さんにインタビュー

ケーキ屋さんが農園を始めたきっかけ

 

――まず、農園を始めたのはどのような経緯があったのでしょうか?

 

畑さん:コロナ渦で売上が減少して、年間を通して使う苺も仕入れ価格が高騰してしまって。仕入れ価格を抑えて苺の安定供給を図るために農園を始めました。

 

また、農園に専属の女性スタッフを一人雇用するのですが、家族経営ではないので利益を立てていかなければならない。そうすると苺だけだとなかなか利益に繋がらないので、今回、直売所とカフェ事業も始めました。

 

カフェの方で少しでも利益を出して、スタッフをしっかりと雇用できる環境を整え、若者にとっても農業という職業がより印象の良いものとして広がれば良いなと考えています。

 

(▲農園は昨年8月頃から。今年は3万本の苗をゼロから育成。)

 

――農園はいつ頃始められたのですか?

 

畑さん:昨年の8月頃から試験的に始めました。今年は、去年の倍の量の苺を収穫できるように、3万本の苗を育てていて、そのうち1万本は地元の小・中学生にプレゼントします。苺や農園に少しでも興味を持ってもらえたらなと。

 

――では、苺の栽培で特に難しい点はありますか?

 

畑さん:去年は、苗をいただいて実が成って収穫して、我々が使って終わったのですが、今年は苗から作っているので、ゼロからのスタートです。 

まったくの素人から始めているので、プロの苺農家さんに指導をいただきながら、温度管理や日照時間に気を使いながら栽培しています。

 

 


若者の雇用促進、働きやすい環境づくり

 

 

――農園は具体的にどのように管理されているのですか?

 

畑さん:韓国式のスマート農業を取り入れていて、なるべく自動で水やりができるように、女性スタッフがタブレットを見て一人でも管理できるように進めています。

 

また、職場の環境を整えるために、歩けるように土地を整備したり、冷暖房完備の休憩室やお手洗いを新設したりしました。お金はかかることですが、スタッフを雇用する上では職場環境が一番大事なことだと思っているので、注力しています。

 

 ――ちなみに、農園はパティシエの方が管理されるのですか?

 

畑さん:パティシエが実際に行くこともありますが、農園の管理者は今年農業科の高等学校を卒業した、石野という女性スタッフが担当します。

 

彼女は、農園のすぐ近くにある旧鳥丸小学校にホームグランドを持つ“レイナ川内レディースサッカークラブ”の選手で、今回、4月から農園の管理者として雇用しました。我々はレイナの後援もやっているので、地域貢献としてサッカーと仕事の両立ができる雇用の体制づくりも行っています。

 

(▲LPスイーツファームの管理者・石野佳菜さん)

(▲高校時代からレイナ川内レディースサッカークラブに所属し、現在も選手として活動中)

 

 


農園カフェのこだわり、おすすめスイーツ

(▲完成前のLP Cafe。ご覧の通り、辺りや山々に囲まれていてオシャレな雰囲気です!)

 

――7月25日にオープンを迎えるカフェはどのようなこだわりがありますか?

 

畑さん:あくまでも農園カフェなので、フードやスイーツを買っていただいて、外のテラスでゆっくりと味わっていただくというのがコンセプトとしてあります。

 

――それでは、おすすめのスイーツを教えてください。

 

畑さん:自家製の3種のシロップ(苺、レモン、桃)から選べるかき氷や苺ミルクプリン、苺フラッペやアイスクリーム等を提供します。スイーツのこだわりは、パティシエが本気で作ったスイーツメニューです。

 

また、冬シーズンから夏にかけては、採れたての苺を使ったパフェの提供も考えています。一番の人気メニューになれば良いなと思っています。

 

――ちなみに、苺狩りもできるのでしょうか?

 

畑さん:はい。苺狩りは今年の冬から完全予約制で考えています。本当に初めての試みなので人数制限を設けて、できるだけ多くの方に苺がたくさん実っているところを見ていただきたいなと。1月頃から開始予定です。

 

▽詳しくは「LP Cafe」Instagramで発信!

 

View this post on Instagram

 

LPCafe(@lp.cafe_sweetfarm)がシェアした投稿

 


②農園の管理者・スタッフの石野佳菜さんにインタビュー

小さい頃の夢がケーキ屋さんだった?!女子サッカー選手

(※レイナ=レイナ川内レディースサッカークラブ)

(▲素敵な笑顔が印象的な石野佳菜さん)

 

――まず、レイナにはいつ所属されたのですか?

 

石野さん:元々小学校で6年間サッカーをしていて、レイナには先に姉が所属していて、とっても姉が楽しそうだったので、私も高校生のときに入りました。

 

――正直、お仕事とサッカーの両立、大変じゃないですか?(笑)

 

石野さん:週に3日練習があって、仕事の後は少し疲れていますが、サッカーの練習はいつも楽しいし、疲れていても頑張ることができます!グランドも農園からすぐ近くなので練習にも行きやすいです!

 

――本当にサッカーがお好きなんですね!4月に入社したばかりだと聞きましたが、お仕事は楽しいですか?

 

石野さん:実は、小さいときの夢がケーキ屋さんだったので、覚えることは多くて大変ですがとっても楽しいです!

 

 


農業科のある高校に進学した素敵なエピソード

 

――高校時代は、農業科のある高校に進学されたと聞きましたが、なぜ農業科へ進まれたのですか?

 

石野さん:中学時代に、親の手伝いとかで野菜を育てたことがあって、とっても楽しかったので農業科に進みました!でも、進学するときも小さい頃からの夢だったお菓子作りへの夢も消えていなかったです!

 

 

 


農園の管理やLP Caféスタッフとして働く意気込み!

 

石野さん:接客のお仕事は初めてですが、笑顔でお客様に接客したいです!農園だけでなく、カフェでの業務もとても楽しみです!

 

(▲農園前でまたまた素敵な笑顔をいただきました♪)

 

 

以上、代表取締役の畑義康さんと石野佳菜さんのインタビュー、薩摩川内市中郷にあるパティスリー「Le Plaisir(ル プレジール)」の農業法人、株式会社LPスイーツファームが手掛ける農園とカフェのご紹介でした!

 

コロナ渦で生まれたアイデアで一次産業へ事業展開し、農業の新しい雇用スタイルの確立、さらには社会人スポーツの協力体制を整える畑社長。採れたて新鮮の苺を使ったスイーツメニューは今年の冬頃から販売予定。今後の情報に目が離せません!

 

7月25日月曜日は11時よりLPスイーツファーム・LP Caféにてオープニングイベントも開催されます!

イベントの詳細は、公式Instagramをチェック♪

 

皆さんも是非、足を運んでみてくださいね。

それでは!

 

 

(2022年7月取材・文/早水奈緒)

 

 

■LP Cafe オープニングイベント■

日時)2022年7月25日(月)11時~

場所)薩摩川内市東郷町鳥丸

⇒薩摩川内市街地より藤川方面に走り、「鳥丸小学校手前」を右折

⇒当日はのぼりが目印です

 

▽詳しくはInstagramをチェック!

 

View this post on Instagram

 

LPCafe(@lp.cafe_sweetfarm)がシェアした投稿

▽薩摩川内市東郷町鳥丸