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2021北信越インターハイ出場!「川内高校男子バスケットボール部」

今年2年ぶりの開催となる全国高校総体(インターハイ)。4大会連続で全国への切符を手にした川内高校男子バスケットボール部。部を率いて29年目となる名将、田中俊一監督をして「苦しかった」という鹿児島県予選決勝を1点差で勝ち切った川内。チームはいよいよ本大会に向けて鹿児島を出発しました。

対戦校を想定しての練習。監督の指導も熱が入る。

男子バスケットボール競技は新潟県長岡市・アオーレ長岡を中心に開催されます。川内高校の初戦は7月25日(日)16:10~東京代表の八王子学園八王子と対戦。八王子学園八王子は留学生や長身選手を揃える強豪校で、3年前の東海インターハイでも対戦しています。その時は、強豪校相手に互角の戦いをみせ、一時同点に追いつき接戦となったものの、惜しくも敗れています。3年前のリベンジなるか?2メートルを超える相手の留学生選手を抑え、粘り強く戦うことができれば、勝機はあると監督、選手ともに意気込んでいます。試合の様子はインハイTV!等でライブ配信予定ですので、画面越しにぜひ皆さん、応援してください!

川内高校OBチーム”RED THUNDERS”

昨年の高校総体史上初の開催中止を経て、様々な対策を取りながら開催される今大会。新型コロナウイルスの影響はいまだスポーツのシーンに影を落としています。対外試合ができないなか、部活OBの皆さんが練習相手として一役買ってくれました。

学年を越えて仲の良いチーム。

ベンチ入りの1年川畑、3年岡元、3年副キャプテン下髙牧

同じくベンチ入りの3年川畑、3年種子島、3年副キャプテン平野、3年石井

東後藤キャプテン・インタビュー

-インハイ予選決勝を振り返って

「初めて嬉し泣きしました、試合で。今まで負けて悔し涙というのははありましたが、嬉し涙は初めてでした。キャプテンとして責任は果たせたかなと。予選前は自分の調子が悪くてやばいなと思っていたが、やんなきゃいけない、時間はない、コロナもあるし、焦りもあるし…。早く終わって欲しい、早く優勝した未来に行きたい!とずっと思っていました」

-決勝後にはすでに全国を見ていた

「目標は全国で戦うことなので。決勝の配信動画を見ていたら、自分のイメージと実際のプレーのズレがあるなと。試合を見返すといつも自分ヘタクソだな、早く練習したい!ってなります」

-川内高校を選んだ理由

「最初は別の学校に行こうとしてました。同じ清水中の京平さん(小林・2020年度卒・写真上右)が川内に行き、自分も中学3年の時に学校説明会・部活動体験に参加していいなと思いました。小さい時から見ていたインターハイ予選のテレビ放送で、川内が赤いユニフォームで毎年強くて、かっこいいなあと思っていたのがよみがえって。川内に来て良かったです」

-バスケを始めたのは

「小1で始めたころは遊びみたいなものでした。奄美大島の朝日小学校で。3歳から小4まで奄美で過ごしました。小5で鹿児島市の大龍小学校に転校して、そこのミニバスでちゃんとやり始めたという感じ。シュートのことは全部、指導者の石井さんに教えてもらいました。練習2時間前には自主練をして、シュートフォームを徹底的にやったのはその時。一番ヘタクソだったから、ひたすらシューティングしてました。あの時がなかったら、今の自分はないです」

-新人戦3位からインハイ出場を勝ち取った

「チームとして成長したな、という手ごたえはあります。この数年でいちばんコミュニケーションを取ってると自分でも思います。もっとこうしようと、みんなそれぞれアイデアがあって。川内はまずセットオフェンスだけど、そこに自分たちのアイデアが入っている」

-初戦の相手が決まりました

「正直マジか、って思いました!3年前の試合も見てます、いい勝負してましたよね。勝負時にみんなで意思疎通できるかどうか。ゲームプランは田中さんに任せて、いいチームプレーができたらいいなと思います。自分たちは先制点、トランジションで走れた時のゲームは良くて、相手ペースで、受けて入ってしまうと良くない。受け身にならず、自分たちから仕掛けたいですね。ディフェンスでしっかりプレッシャーかけたいです。大輔(岡元)には、留学生がんばれと。アッキー(種子島)と蒼大(下髙牧)には何も言うことはないです。緩急の使い方、一対一、ディフェンスが上手い。自分が勉強することばかりで。自分もディフェンス、ちゃんとやります」

-大会への意気込み

「ベスト8、全国のメインコートで戦うことが目標です。この状況のなか、大会が行われることに感謝して、精一杯頑張ってきたいと思います。頑張ります!」

(2021年7月取材/文:泊 亜希子)