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老舗「原口豆腐店」を広めたい。/樋脇町市比野

インパクトのある手書きのチラシ。

目を惹く「原口豆腐」の看板。

 

 

わくわくしながら中へ。

 

誰もいらっしゃらなかったので

「こんにちは~」と元気よく挨拶!

 

すると奥からでてきた奥様。

 

今回の主役。

原口正子さんです!!!

 

お孫さんのお迎えに行く時間までお話をお伺いしてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

【鳥肌!本当に偶然!奇跡のお話】

 

市比野といえば「市比野温泉よさこい祭り」

 

 

こちらは、市比野温泉よさこい祭りのお話しを何気なくしながら、正子さんが棚から持ってきてくれたお兄様の作品

 

実は私「華姫恋樹」というチームで数年前まで参加していました!

 

そして実は!!!

こんな偶然が!!

鳥肌エピソード誕生。

 

 

この作品の中に「華姫恋樹」が彫られていたのです!!

(ちなみに一番下の傘を持っている衣装!)

 

 

大変驚き、思わず大声が。

 

「えっーーーーーーーー!」

 

正子さんに説明すると、

「こんな偶然あるんだねぇ。」

「私たち、運命の出会いですね。」

 

 

と言って正子さんと二人で大盛り上がり。

まるでよさこい祭りのようにお話は勢いよく進みました。

 

 

 

 

 

 

【人生なにがあるか分からない】

 

正子さんと出会っていなかったら、私は一生あの作品を知ることはなかったはず。

 

この鳥肌エピソードと同様。

正子さんも、旦那様の一正さんと出会っていなかったら、お豆腐作りに関わることはなかったかもしれないのです。

 

正子さんがお豆腐作りに関わるきっかけは結婚

 

嫁ぎ先「原口家」はまちのお豆腐屋さん。

 

 

初めは、義理のお母様に

「店番だけしてくれたら良いよ。」

と言われてお手伝いからスタート。

 

当時は、一日1000丁が当たり前の毎日

市比野の学校や飲食店、スーパーへお豆腐を卸していました。

 

よって休みは1年にたった1日

元日のみ。

 

そんな日々の正子さんの心情はまるであの歌のよう。

 

「は~ ヤスミは無エ、アサは早エ、前掛け長靴履きたく無エ」

 

 

休みはない、朝は早い、そんな忙しい日々だったそうです。

前掛けも長靴も身に着けることに抵抗があった正子さん。

 

月日は流れ、30数年。

 

 

今では正子さんが一人黙々とお豆腐作り。

 

一正さんはというと…

正子さん曰く、

「夫の趣味は寝ること!(笑)」

 

一正さんの役割は「道の駅 樋脇遊湯館」や、「入来おじゃったもーる」への配達。

 

正子さんは納得のいく“良いお豆腐“を作るために、早朝からお豆腐作り。

 

(「ここで豆を焼いてね、~」と説明してくれる正子さん。)

 

夏と冬とでは大豆を水にいれて湿らす工程の時間調節が異なり、その感覚も今では慣れたそう。

 

こだわりのお豆腐を作るために正子さんのペースでお店を長くされています。

 

 

嫁ぎ先がお豆腐屋さん。

 

「まさか30年後の今、自分がこんなに生きがいとしてこの仕事を続けているとは思わなかった。」

 

「人生は何があるか分からないねぇ。」

 

誰と出会い、生きていくか、たった一度きりの人生。

様々な出会いの中にたくさんのきっかけが広がっています。

 

 

 

こだわりのお豆腐。

守り続けてきた作り方。場所。道具。

 

一人でも多くの方に「原口豆腐店」の魅力が伝わりますように。

 

 

 

 

最後に

「久しぶりに若い人と喋ったわ~来てくれてありがとうね。」

 

なかなか見かけなくなった子どもの姿。

お店に来てくれるのもほとんどが常連さん。

 

今日どこに行こうかな~?

次の休みは何しようかな~?

と思ったら是非、「原口豆腐店」へ。

 

「豆乳」も1本100円で販売中♪

美味しいスイーツ作りにいかがですか?

 

 

地元の人に人気の美味しいおからコロッケも♪

 

 

揚げたては格別です!

 

それでは~!

 

 

 

■原口豆腐店

 

[営業時間]7:30~18:00

[定休日]木曜日,日曜日

 

〒895-1203

薩摩川内市樋脇町市比野2462

☎0996-38-0068

 

※「無人な時間帯があります。そのときは割と大きめな声でお声かけ下さい。」