川内駅からさつま町に向かって国道267号線を走行中、私の目にパッと入った看板。
それが何のお店かも知らず即Uターン。
そうして私はまんまと山の中へと惹き寄せられて行ったのです。
今回、ご紹介するのは東郷町南瀬にある
ちょっと変わった、いやだいぶ変わった(?)
お店。ではなく…
オーナーの古川九五さん。
変わり者同士(?)熱く語り倒しました。
ということで…
九五さんオリジナルの美味しすぎるスパゲッティ!!
そして自家製レアチーズケーキ!!
はFMさつませんだいのインスタグラムでご紹介済み!
是非チェックしてみてくださいね。
https://www.instagram.com/p/CKQkiDOH7o7/?utm_source=ig_web_copy_link
それでは、是非最後までお付き合いください。
【1】
対向車とすれ違えないような極狭な山道を好奇心と不安を抱えながらやってきた私。
その時間帯がお店の営業時間外とは知らず…
そして大きなお店の看板の前に到着。
ホッと一息。
その先には緑に囲まれた古民家が。
駐車スペースに車を停め、おどおどしていると、
『今日はもう終わりですねえ。』
と、男性。(九五さん)
ここに来た事情を話すと、
『うん、まぁ、中に入ってよ。あんたの話を聞こうかいねぇ。』
そうして熱き語り合いが始まったのです。
【2】
私がここに来た経緯(看板を見て~)を説明すると
『みんなそういう風に言うねぇ。』
と嬉しそうな笑み。
ご縁があって伊集院の家具屋さんにデザインと制作をお願いしたそう。
『この店の雰囲気にあの看板は合わないよね?どう思う?』
「いえいえ、私はピッタリだと思いますよ。」
皆さんはどう見えますか?
九五さんには言えなかったのですが…
この漢字の「真」の文字、足の生えた可愛らしいキャラクターに見えませんか?(笑)
【3】
コーヒーを淹れてくれた九五さん。
「美味しいです!」
と私が言うと、
『どんな風に美味しい?』
もう一度、舌で味わいどうして美味しいと感じるのかをじっくり考え…
「苦く感じないです。甘く感じます!」と答えると、
『へえ、甘く感じる?これは苦いはずなんだけどなぁ。』
私がいただいたコーヒーは三つの豆を焙煎しブレンドした九五さんのオリジナルコーヒーでした。
『甘い苦いじゃなくて、どうして甘く感じるのかを素直に自分の言葉で表現する方が良いよね。』
この九五さんの一言が響きました。
というより刺さりました。
「美味しい」の奥にあるもの。
九五さんのコーヒーに対するこだわりを感じました。
【4】
コーヒーへの憧れは東京で営業マンをしていた時。
忙しい日々の中、行きつけの喫茶店でパイプタバコ片手にコーヒーを飲みながら友人とゆっくりと時間を過ごす。
そんな時間が最高に幸せに感じたそう。
九五さんにとってのお店づくりの根底にあるものは居心地の良さ。
自分が好きなように、毎日楽しい生活ができるように空間をつくる。
そして、お店の横には九五さんの秘密基地があります。
特別に「男のロマン」を感じる秘密基地、見させていただいたのですが…
ワクワクする空間!
やりたいこと、作りたいものに熱中できる空間!
九五さんはきっと今日も、次は何を作ろうかとワクワクしているはず。
ちなみに今は棚づくりを進めているそうです。
(もう完成していたりして…)
【5】
最後に九五さんは、古民家の裏にある畑へと案内してくれました。
そこで見つけたベンチ。
(空に向かってベンチごと飛んでいきそう。)
『そこに毎朝座ってね、コーヒーを飲むのよ。』
なんて素敵なモーニングルーティーン!!!
すぐ横には九五さんが大切に育てている野菜たち。
周りは緑に囲まれ、見上げれば青空が。
これが九五さんのライフスタイル。
一部しか覗いていないけれど憧れます。
この場所も自然も食べ物も。
動物や植物に対する向き合い方も。
日々の丁寧な暮らしからとても伝わってきました。
九五さんが過ごしたい空間の中にある一部。
それが古民家カフェ『真』であり、店主・古川九五さんの幸せな生き方。
皆さんも是非、九五さんの丁寧な暮らしを古民家カフェ「真」で感じてみてください。
それでは…!
- 『真』
薩摩川内市東郷町南瀬6955
Open[11:00~15:00]
※14時以降のご来店は要予約
Close[火曜、第4水曜日]
TEL【0996-42-4790】
※「乳幼児以外の低学年のお子様連れお客さまは対応いたしかねます」とのことです。
(2021年1月13日取材)