薩摩川内のおとなり、いちき串木野市。川内駅から車で30分も走れば、街の雰囲気が変わるのを感じとれるはず。港町として栄えてきたいちき串木野には、外とつながり、新しいものを受け入れてきた開放的で温かい土地柄を感じます。いちき串木野総合観光案内所に勤務する、西郷どんのそっくりさん「たけどん」こと竹原勇輝さんのナビゲートで、あちこち行ってきましたよ～ご覧ください!
いちき串木野を巡る旅・珈琲編
いちき串木野ときいて、何を連想するでしょうか。まぐろ、つけあげ、そしてコーヒー!いちき串木野における純喫茶の双璧「パラゴン」と「ジャマイカ」がそのイメージを作っていることは間違いないでしょう。ということで、まずは「ジャマイカ」へ。
薩摩川内から国道3号沿い、串木野駅を過ぎてすぐの場所にあります。
入り口には「いりたて、ひきたて、たてたて」の文字。フレッシュなコーヒーの旨さを存分に味わってほしいという思いが伝わってきます。
1975年創業。時を重ね、落ち着いた雰囲気を醸し出す店内。器も素敵ですね。奥にいらしゃるのはマスターの藤田さん。
今回は夏の喫茶、ということで冷たいデザートをオーダー。コーヒーゼリーは、ゼリー専用に淹れたブレンドコーヒーで作っています。きゅっとした食感のコーヒーゼリーに甘めの生クリーム、アイスクリームとのコントラストが絶妙!
たけどんはコーヒーフロートをチョイス。大人も満足のほろにが仕立てです。ここで、たけどんから豆知識をひとつ。「ジャマイカではクラシック音楽、パラゴンではジャズが流れているんですよ。それぞれのお店の雰囲気を楽しんで欲しいですね」。夏休みの間はパフェやレアチーズケーキなど、冷たいスイーツが充実、おすすめです。やわらかくあたたかなコーヒーもぜひどうぞ。
次に訪れたのはケントコーヒー。2019年8月に市来ふれあい温泉センター内にオープン。
店主の荒田健人さん。れいめい高校の野球部OBなんだそう。地元の濵田酒造で焼酎づくりに携わったあと、コーヒーの世界へ。いちき串木野・羽島のおしゃれスポットとして名を馳せるSHIRAHAMA COFFEE STAND で修行したのち、同店の2号店として開業しました。温泉とコーヒーの組み合わせ、いちき串木野の新たな名物になってきましたね。
こちらで頂いたのはレモネードとクリームソーダ。コーヒーを飲みなさいよ!という声はさておき、シュワっと爽快な味わいを楽しみました。温泉にたっぷり浸かり、お風呂上りのコーヒー牛乳ならぬ、本気のカフェラテが飲めるなんて、なんとも贅沢ですね。
ちなみに温泉センター内には、桜島フェリーでおなじみ、あの「やぶ金」も入っています。海を感じながら頂くうどん、いちき串木野で体験できる幸せ。
続いて、いちき串木野市役所そばにあります、パラゴン。緑の蔦に覆われる、パラゴン夏の顔。
あら、定休日でした。。
一路、羽島に向かいSHIRAHAMA COFFEE STAND へ。白浜温泉内の一角にあります。
オーナーの冨永成人さん(左)。冨永さんもれいめい高校野球部OBで、ケントコーヒーの健人さんとは先輩後輩の間柄。そんなふたりがいちき串木野のニューウェーブコーヒーを担っているなんて面白いですね。
冨永さんは白浜温泉・宿泊施設の運営に携わりながら、「この景色を最大限に楽しんで欲しい」と、2016年夏にコーヒースタンドを立ち上げ、
羽島の海を一望できるデッキや、
デッキ下にはハンモックを設置し、映えるスポットを次々に生み出しています!
コーヒー片手にハンモックに揺られ、青い海に心洗われるひととき。どの時間帯も素敵ですが、ここはひとつ黄昏時を狙って訪れてみてはいかがでしょうか。駆け足で巡りましたが、ジャマイカ、パラゴン、ケントコーヒー、SHIRAHAMA COFFEE STANDとコーヒーの街、いちき串木野を象徴する新旧4店舗を紹介しました。純喫茶のパリッとしたモーニング、温泉と潮風に吹かれるアイスコーヒー、コーヒーと名機パラゴンの音に酔いしれる漆黒の夜。コーヒーといちき串木野の楽しみ方、ますます拡がりそうです。
※各店舗の営業については最新情報をお確かめのうえ、お出かけください。
珈琲堂ジャマイカ
いちき串木野市高見町20
0996-32-0709
9時～19時
第1・3・5日曜日休
ケントコーヒー
いちき串木野市湊町1丁目100
0996-21-5022(いちきふれあい温泉センター代表)
11時～20時
第2月曜日休 (月曜日が祝日の場合は翌日)
JAZZ & 自家焙煎珈琲パラゴン
いちき串木野市昭和通102
0996-32-1776
月水木12時～19時
金土日12時～24時
火曜・第1月曜休
SHIRAHAMA COFFEE STAND
いちき串木野市羽島265-1
0996-35-0031
8時～22時
水・木曜日休
体重制限のためハンモックに乗れなかった、たけどん
