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“はたらく”をテーマにつながる新たな輪

大人になってから、会社の外でお友達を作るのはなかなか難しいのではないでしょうか?
でも少しだけ新しいところに足を踏み出してみると、意外と身近にそんな場所があるのかもしれません。

2020年2月2日(日)、ホテルグリーンヒルにて『働く女性の異業種交流会 アップデート!私の働き方 in 薩摩川内市』が開催されました。

鹿児島県主催のこのイベント、鹿児島市では昨年に引き続き二回目、薩摩川内市では初開催です。
鹿児島県では女性活躍推進事業として、 “トップの意識改革” “女性のキャリアアップ支援” を様々な形で行っており、今回のイベントはそのうちの “女性のキャリアアップ支援” の取り組みとして企画されたもの。
同じ鹿児島で働く女性同士でネットワークを作り、そのつながりをその後の仕事にも活かしてほしいとの思いが込められているそうです。

冒頭、 “県の施策に実際に鹿児島で働く女性の声を届けよう” と発足された女性ワーキンググループ(県内企業よりメンバー12名が参画)の活動報告がありました。
ワーキンググループ内でも女性の働き方について様々意見が出ている中、「女性の管理職登用やその意味について」ということについても議論がなされているとの発表が。
女性の活躍の場は年々広がってきていますが、女性管理職に関してはまだまだ事例が少ない、その理由はなぜなのか? ということについて、メンバーの中でも色々な意見が出ているそうです。

報告に続き、下園薩男商店イワシビル店長の池袋玲子さん、第一交通川内営業所主任の大原由美子さん、濵田酒造店舗運営課長の山本悦子さんの、北薩方面で働く女性3名によるトークセッション。
 「自ら手を挙げて動くことをよく思わない周囲の方もいたけれど、負けず嫌いで頑張った」
 「 “人としてスジの通ることをしたい” というのがいつもベースにあって、それを忘れないように行動した」
 など、3名ともこれまで経験してこられたことを赤裸々な体験談を交えながらお話しされていました。

トークセッションが終わると5~6名に分けられたテーブルごとにグループトーク開始。
トークセッションでお話しされた3名のパネリストの方々や県の女性ワーキンググループのメンバーがファシリテーターとして各テーブルに入り「仕事のモチベーションアップにはどんなことが効果的だろう?」「仕事とプライベートのバランスのとり方は?」などのテーマに沿ってそれぞれ意見を出し合いました。
ここで大切なのは “結論を出そうとしすぎないこと” 。
同じグループの方の意見を聞き「そんな方法があるのか」「こんなことが役に立つかも」という気付きや共有によってそれぞれが新しい考えを持って帰ることが出来ます。

さすが女性。これだけ集まると話が尽きない。
 テーブルについたときには「初めまして」の状態でも “はたらくということ” というたった一つの共通テーマがあるだけで、どこまででも盛り上がることが出来ます。
 20分のグループトークの時間はあっという間に過ぎ、次のグループへ。
 3つのグループを20分ごとに移動してそれぞれ全く新しいメンバーで違うテーマについて意見を出し合います。

 最後は、今日のイベントの感想や気付きをシェアする交流タイム。
 お茶とお菓子を片手にみなさんの話を聞きます。
 「次こんな仕事をしたい! と決意を新たにしました!」
 「お店にいるので、お近くにお立ち寄りの際は是非寄ってください!」
 など、とてもパワフルで前向きな意見ばかり。
 同じ場にいる、それだけでパワーを受け取ることが出来ました。

参加した女性たちは、会社勤めだったりフリーランスだったり、独身だったり子育て後だったり、職種も年齢もばらばら。
 そんな様々なバックグラウンドを持つ者同士でも、仕事のことや家族のこと、同じような悩みや不安を持っているもの。
 お互いに話すことで「そうそう、そうだよね」という共感や「大丈夫だよ、なんとかなるよ」という励ましで参加する前よりも少し、気持ちが上向いた気がします。
 イベント終了後もその場で知り合った人同士あちこちで輪ができ、話の花が咲いていました。

 働く女性ひとりひとりがキラキラと輝いて見えた、そんな交流会でした。

井戸端ミックス
中川文香

【井戸端ミックスとは?】
米良弘子・中川文香のユニット。
「町中のそこかしこで行われている “井戸端会議” をミックスしてみると楽しいことが起きるかも!?」のコンセプトのもと活動しています。
毎週土曜日12:00~「はぴらん!Weekend!」出演中。
不定期で「井戸端ミックス会議」も放送。

【井戸端ミックス会議とは?】
井戸端ミックス(米良弘子、中川文香)が不定期でお届けしているラジオ番組。
会議の場所はFMさつませんだいブースの中。
会議の参加者はラジオを聴いてくださるあなたです。