桜の花びらが舞い散り、春風が心地よい季節。
新年度が始まり、新たなスタートに向かう私たちの背中を押してくれているかのような素晴らしい青空の下、各地で入学式が行われました。街では新しい制服に身を包んだ生徒さん、学生さんたちを見かけるようになりましたね。
そんな中薩摩川内市では、今年度から新たな歴史の第一歩を踏み出した学校があります。
『薩摩川内市立東郷学園義務教育学校』です。
東郷小、山田小、南瀬小、鳥丸小、藤川小 そして 東郷中学校との小中一貫校になり、薩摩川内市では第1号となります。義務教育学校というのは、平成28年4月に施工された改正学校教育法で、小学校と中学校の9年間の一貫した教育を行うために新しく設けられました。
学年は1年生~9年生と呼び、1年生~6年生を前期課程、7年生~9年生を後期課程とし、9年間の一貫した教育を行うことになります。
生徒たちのにぎやかな声とともに命を吹き込まれた新校舎は、木の温もり溢れ、とても広々とした開放的な空間です。光が差し込み温かみのある素敵な環境の中で学校生活を送ることができます。また、グラウンドだけでなく、野球場、テニスコートもあり、スポーツや部活動の充実も期待できます。
校訓は、【創造】(かしこく)【誠実】(やさしく)【挑戦】(たくましく)
学校教育目標は、【ふるさとを愛し 自ら考え 心豊かにたくましく 未来に挑む東郷の子の育成】
キャッチフレーズは【未来へのチャレンジ GO 東郷!】
そして、校章とシンボルマークも一新!
校章は、東郷をイメージする梅の花をモチーフに、外側半円の梅の花びらは東郷地域の5つの地区を、9つのペン先は、9年間の学び、9学年一体の学びを表しています。シンボルマークは、川内川の流れとそよ風を背景に、「TO GO」は『東郷』と『未来に向かって進む』という意味を表しています。
三戸瀬 智校長先生に今の思いを伺いました。
『9年間を通して一貫した教育ができることがひとつの大きな魅力。全教職員、地域の方々の協力をいただきながらわたしのモットーの明るく楽しく優しく元気な子どもたちを育てていきたい。新しいシステムで有効な活用ができると思う。必ずや東郷地域に貢献できる子どもたちを育てていけるのでは。そのための努力を積み重ねていきたいという思いです。』
記念すべき第1回新入生は、1年生が39名。7年生が48名。
これからひとつひとつの歴史を創造していく薩摩川内市立東郷学園義務教育学校。
1年生から9年生、先生方、地域の皆さんで協力し合い、これまでの歴史、想いを継承しながら、新たな未来を作り上げていくことでしょう。