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消防救助技術指導会選考会を開催!

GWも後半戦ということで、皆様いかがお過ごしですか?お天気も回復し、お出かけ日和となっていますね♪

先日4月26日は、薩摩川内市中央消防署で行われた「第41回消防救助技術指導会薩摩川内市消防局選考会」の取材に行って参りました。

これは、第41回鹿児島県消防救助技術指導会に派遣する選手を決定するために行われ、薩摩川内市の各部から総人数82名の隊員の皆さんが、日頃の訓練の成果を発揮し、高度で安全確実な技術や連携を披露致しました。

 

競技種目は、【障害突破】【引揚救助】【ロープブリッジ救出】【ロープ応用登はん】【ほふく救出】のチーム種目と、【ロープブリッジ渡過】【はしご登はん】の個人種目に分かれており、いかに迅速で安全で確実かを競います。

【ロープブリッジ救出】4名1組で、設定された渡過ロープにより対面する搭乗に侵入し、

要救助者を救出後脱出するまでの行動家庭の安全確実性と所要時間を評価するもの。

こんなに高いところも素早く渡っていきます。実際の状況を想定したものばかりです。

【はしご登はん】塔前5メートルからスタートし、自己確保の結索を行ったあと、

垂直はしごを15メートル登はんし、その安全確実性と所要時間を評価するもの。

女性消防士も活躍中ということで、この度お話を伺ってきました!

【(左)近藤あすかさん(救急救命士) (右)岩月菜々さん(消防士)】

薩摩川内市初となる女性消防士、救急救命士だそうで、今回初めて選考会に出たというおふたり。

Q.なぜ消防士になろうと思ったのですか?

あすかさん:薩摩川内市に女性の救命士がいないと知り、一番最初の女性救命士として薩摩川内市に貢献したいと思ったからです。中学で進路を決める時に目指すようになりました。

菜々さん:仕事をしながら消防団も勤めていた父の影響で。自分自身は高校生の時に消防士として働きたいと思い、目指すようになりました。

Q.普段、仕事をしていて、大変だと思ったり、やりがいを感じたりするときはどういう時ですか?

あすかさん:力の差や体力の差は感じることはありますが、先輩方がカバーしてくださってとてもありがたいです。そして、救急の現場のあと、「ありがとうね」と後から声をかけて頂いた時は、役に立てたのだとやりがいを感じます。

菜々さん:基本高いところにものがあることが多いので、取ることが難しいこともあります。いろいろな訓練や知識を現場で生かせたときにやりがいを感じます。

Q.これからどんな消防士、救急救命士になっていきたいですか?

あすかさん:女性の隊長までなれたらいいなと思っています!現場では、女性だからこそできることも活かしながら、コミュニケーションを図り、精神的にも安心してもらえるような存在の救急救命士として活躍していきたいと思います。

菜々さん:薩摩川内市の女性初の救助隊の目標も含め、今若いからこそできることを積極的に取り組んでいきたいと思っています。ゆくゆくは救急救命士も取りたいです!

選考会の時の真剣な表情とは違って、可愛らしい笑顔で話をしてくれました。

薩摩川内市初となる頼もしい女性隊員おふたりの今後の活躍に期待しましょう!

薩摩川内市中央消防署には、防災研修センターがあります。ここでは、地震や暴風、初期消火などの防災学習体験設備を整え、災害の脅威の本質を知り、体験に結びつけることを表現した空間をつくりあげることを目的としており、防災意識を高め、災害に立ち向かう意識を促そうという施設です。

↑【再現地震体験の施設】東日本大震災等の地震の揺れを体験することができます。

↑【消火体験】消化器を使った消火体験を実際に行うことが出来ます。

他にも体験型の施設が多くあります。

↑人気の試着コーナー!実際に消防服を着て気分を味わうことが出来ます。

写真を撮りたい!と人気のコーナーだそうです。

こちらの防災研修センターは、無料でご利用頂けます。興味のある方は、一度お問い合わせ頂くと確実とのことです。10人以上の団体の方は事前にご予約をお願いします。月曜日と祝日がお休みです。

薩摩川内市の安全を見守ってくださっている消防士の皆さんのお仕事を知ったり、防災についての知識を高めたりするためにも、ぜひ一度、体験してみてはいかがですか?

薩摩川内市消防局
〒895-0072 鹿児島県薩摩川内市中郷町5031−1