この土地で祖先から代々受け継がれてきた、ちょっとなつかしい年末のしごと。竹ざさでのすす払いや、しめ縄づくりを地域のみんなで集まって体験し、温かいものを食べたり飲んだりして楽しくすごしましょう!と「かやぶき屋根のちいさな年の瀬まつり」が開催されました。
会場は旧増田家住宅。「西郷さん直筆の掛け軸」が保管されていたお屋敷です。現在、レプリカが展示されています。本物はすぐ近くの入来郷土館にあります。(※年末年始は特別展示がありますので、リンクをご確認のうえお出かけください)
西郷直筆の掛け軸(レプリカ)
10月の「入来麓のお月見会」に続き「ちいさな年の瀬まつり」企画人の宇田川亜希さん。前日にはFMさつませんだいにてゲストイン。イベントの案内のほか、宇田川さんの入来での活動内容など、紹介させて頂きました。
さて、会場に向かうと・・・
入来小学校・中学校の皆さんお手製の燈籠が出迎えてくれます。
さっそく、竹ざさを使ったお掃除から。地域の方が、手ごろな笹を用意してくださいました。
増田家住宅、初のすす払い!
ちっちゃな体で頑張りました!
畳に落ちたほこりをきちんと拭いて、お掃除終了。
庭では、しめなわ作りの準備が。
右巻きと左巻き、わかりますか?神様に捧げるしめ縄は左巻き。実際にやってみましたが、左巻きは難しい。。いや、どっちにしても難しかったです。スルスルっと手のひらで編んでいく名人の神技。。現在のしめ縄は、機械で編まれているものがほとんどなんだそうです。ゆずり葉や大玉の鬼ゆずをあしらい、しめ縄の完成です。
日も暮れてきたころ、影絵の紙芝居が上演されました。
飲食ブースでは、温かい食べ物、飲み物が提供されました。武家茶房Monjoさん特製「入来ブラック」甘酒に、竹炭・シナモン・カルダモン・ブラックペッパー・しょうがが入って、温まります。薩摩川内市特産の竹炭はデトックス効果も期待できるとのことです!
同じ日、増田家住宅すぐそばの田んぼには、清色コミュニティセンターの皆さんによるイルミネーションが灯りました。
2018年にはいよいよ大河ドラマ「西郷どん!」が放送開始。西郷さん、大久保さんゆかりの土地に注目があつまっています。薩摩川内もそのひとつ。観光客の方を温かく迎えるとともに、ふるさとに守り伝えられてきたものを大切にしたいと感じた、入来麓での「年の瀬まつり」でした。
リスナーの皆さま、そしてホームページをご覧の皆さま、どうぞ佳いお年をお迎えください。2018年も、FMさつませんだいをよろしくお願いいたします。