鹿児島県薩摩川内市のコミュニティ放送局

小城製粉のチャレンジ。川内から世界のKOMEKOへ

薩摩川内市隈之城。工場そしてアートスペースを併設した店舗を構える小城製粉。”いつの時代にも愛される「おいしさづくり」”を目指し、和菓子の素材となる上用粉、上餅粉、寒梅粉、きな粉、かるかん粉などを製造・販売しています。

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昔ながらのお団子や、蒸したさつま芋と混ぜてつくる「ねったぼ」など、小城製粉の製品は郷土のお菓子づくりでもおなじみ。のせ菓楽の店内には和菓子・干菓子をはじめ、チーズケーキやシュークリームなどの洋菓子も並びます。ただし他のパティスリー(洋菓子屋)と違うのは、和菓子はもちろんのこと、すべての洋菓子が小麦粉を使わずに作られているということ。

小麦粉の代わりに使用しているのが小城製粉特製「米粉」。今、この米粉が、”川内生まれ、世界のKOMEKO”として注目を集めています。

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ドイツ・ハンブルクから薩摩川内にお越しのシュテファンさんとエリザベスさん。

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シュテファンさん考案レシピ・米粉のガトーショコラ

俳優のディーン・フジオカさんが公言されているように、小麦に含まれるグルテンがアレルギーとなる人がいます。小麦を原料とするパンやパスタを主食とする欧米では特に、グルテンに対する自己免疫不全「セリアック病」が知られるようになり、小麦粉の代替品として熱い期待を集めているのが「米粉」なのです。

「ドイツにも競合商品はあります。低価格だが味は落ちる。完全に米粉100%なのはうちのKOMEKOのみ。味も良いです」と自信を持って、米粉を送り出すのは小城製粉・小城吉輝さん。その品質の高さに着目したドイツ企業を通じ、2015年より川内からドイツへ、KOMEKOの輸出をスタート。今年8月にはドイツ・ハンブルクに現地子会社を設立し、ドイツをはじめとする欧州市場へ、本格的に”メイドイン薩摩川内のKOMEKO”をひろめていく環境が整いつつあります。

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そんなKOMEKOプロジェクトの一員として来日したシュテファンさん。パン職人の講師として15年、指導してきました。日本は初めてとのこと。「寿司や蕎麦を食べに連れて行ってもらいました。日本での体験を楽しんでいますよ!」

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一緒に作業をする柳崎さん、有村さん。意志疎通は翻訳アプリで!小城製粉さんの人気商品「半生チーズ」「チーズパイ」の作り方を伝授しました。

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シュテファンさん考案の米粉を使ったドイツパン。「ドイツ人が好きなパンと、日本人も好きそうなパン、3種類を作ります」

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米粉をオーブンにひろげ、焼き色を付けていきます。粉に火を入れるのは「香り(アロマ)とパン生地に色をつけるため」。きっちりとしたお仕事ぶり!

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小城製粉の製パン用KOMEKOを投入!お団子をつくる時と同じ匂いがします。小城製粉さんの米粉パンは食べたことがありますが、こうして実際の作業を目にしても米粉でパンができるのが不思議。。この日の作業はここまで。生地を作ったら半日は寝かせるそうです。ごまのパン、そば粉入りのパン、スパイス入りのパンを焼くとのことでした。

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新たな試作品も。こちらは米粉のフォカッチャ。味見をしたスタッフから「また食べたい!」とリクエストが多数出たという、期待のレシピです。

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小城製粉取締役、そしてパティシエでもある小城吉輝さん。輸出プロジェクトがスタートして以降、10回以上ドイツに渡り、食品展示会への出展、米粉を使ったパンやお菓子の講習会等で製菓・製パン指導をしてこられました。

「欧州にはKOMEKOの需要があります。高付加価値商品として、高くても売れる、を目指したい」「輸出が軌道に乗れば、国内の米の消費量低下という問題の解消にもつながる。国内市場だけでなく、海外市場で販路をつくることを、今のうちからやっていきます」と、展望を語ってくださいました。

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「ご自分たちの関わる製品がドイツで食べられているって、どんな感じですか?」とスタッフの方々にたずねると、皆さん一様に「不思議な感じですよね」とのお答え。それでも皆さんの明るい表情からは、自社製品に対する自信や愛情が伝わってきます。薩摩川内から世界のKOMEKOへ。そして地元でも、いつまでも愛される味を送り続けること。米粉で世界と薩摩川内をつなげる小城製粉さんのKOMEKOプロジェクト。市民の皆さんも一緒に、応援していきましょう!

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小城製粉ホームページ

KOMEKOホームページ

小城製粉店舗「のせ菓楽」・工場

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