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東郷土人形

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東郷土人形は、一説によると、薩摩焼きを学んだ陶工たちにより江戸時代の頃から始められていたともいわれています。
明治・大正・昭和初期は特に盛んで、毎年開かれる2月26日の市は「人形市」といわれ、節句や子どもの誕生祝いなどに贈る大事な商品として人気だったようです。
最後の人形師だった「榊 治右衛門」氏が昭和4年に亡くなってからは途絶えたということです。

平成28年9月~10月、東郷土人形づくりが行われました。

(参考資料)東郷土人形製作工程(山口 忠正 氏)

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土は、池畠運動広場あたりから採取してくるそうです。

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臼で粘土状になるようにしていきます。(不要な小石、草花などは取り除きながら)

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キレイな粘土のできがありです。乾かないようにビニール袋に入れて保管します。

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創りたい人形の型を選び型入れをします。

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のばした粘土を薄く切ります。竹べらで水をつけます。

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型枠には、雲母をふりかけます。

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型に入れていきます。厚さに気をつけながら指でチカラを入れます。

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かぶせ合わせる型の両方に紐状にした粘土をのせます。

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型をあわせます。

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底の部分を微調整。

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乾燥させて、次は窯入れです。

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窯出しが終わったら、表面をキレイに整えます。

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胡粉塗り

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絵付け、顔描き、で完成です。

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東郷土人形は東郷公民館など東郷町のいろいろな場所に展示されています。
是非、探してみてくださいね。

東郷小学校の児童も授業の一環で、東郷土人形製作に取り組んでいます。
東郷町以外の皆さんにも体験していただける機会がありましたら、FMさつませんだいでご紹介します。

(取材協力 資料提供:東郷公民館)

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