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夏旅!いちき串木野・人情編

薩摩川内のおとなり、いちき串木野市。港町として栄えてきたいちき串木野には、外とつながり、新しいものを受け入れてきた開放的で温かい土地柄を感じます。いちき串木野総合観光案内所に勤務する、西郷どんのそっくりさん「たけどん」こと竹原勇輝さんのナビゲートで、あちこち行ってきました!珈琲編に続く第2弾は、いちき串木野で出会った皆さんとのふれあい旅の様子をお送りします。

いちき串木野を巡る旅・人情編 川上小学校のみなさん

「ジャマイカ」のおいしいコーヒーでひと息ついたあと、ランチは「すし松」さんへ。港町のお寿司屋さん、期待が高まります。

ランチの握りセット。このボリュームに小鉢とお味噌汁もついてとってもリーズナブル。お腹いっぱい、海の幸を満喫できます!

ご主人の松﨑義孝さん。地元の高校卒業後、京都と鹿児島市で修行し、平成3年に「すし松」を開きました。テレビドラマ『前略おふくろ様』を見て料理人に憧れたというご主人が、カウンターで出迎えてくれます。薩摩川内からのお客さんも多いそう。「ご家族のお祝い事など、節目に訪ねてくださるお客様がいて嬉しいですね」と松﨑さん。お得なランチから、夜はカウンターで「おまかせ」がおすすめとのことです。

すし松

いちき串木野市塩屋町119
0996-32-8170
毎週月曜定休
12:00~14:00/17:00~22:00

続いて訪れたのは、いちき串木野市立川上小学校。こじんまりとした校舎に校庭の芝生がまぶしい、緑に包まれた学校です。特認校として校区外からの通学も可能な同校は、小規模校ならではのきめ細かな指導と豊かな体験を通した教育活動を行っています。ということで、早速自慢の図書室へ。

地元紙に多数、取り上げられている川上小学校の取り組み

専任の司書さんが選び抜いた本が、テーマごとに並んでいます。手に取って読みたくなる仕掛けがいっぱい。

地域の皆さんが「先生役」となり、読み聞かせなどを通じて、児童との交流も盛んです。たけどんも先生として訪れていた!

図書室から校庭へと駆け出していった児童の皆さん。とうもろこしの風よけを作る準備をしていました。去年もポップコーン用のとうもろこしを育て収穫したそう。他にも麦やお茶など、地域の方と共同で栽培しています。

川上小学校の校庭の脇にあるこの石碑は、大久保利通公の先祖がかつてこの地に居住していたことを記念して建てられたもの。鹿児島市加治屋町出身の大久保家ですが、生活に困窮し、中宿制度というのを利用して、この地に暮らし耕作して生計を立てていたのだとか。付近には大久保家祖先の墓もあるそうです。川上地区は古くからの歴史がある地域なんですね。キャラに合わせてきちんと歴史もふまえている、たけどん先生の教えでした。

川上小学校の北校長先生。児童と地域の人たちが一緒に育てた特製のお茶を手に。「コロナで休校の時も、ICTを活かしたリモート授業と、先生たちの家庭訪問でつながりを保ちました。小さな学校だからこそできることを、どんどんやっていきます!」と楽しそうな校長先生でした。

のびのびと本を読み、野菜やお茶を育てている川上小学校の子どもたち。笑顔に見送られ、学校を後にしました。突然の訪問にも快く迎えてくださり、ありがとうございました。